私が今やろうとしていること

Posted at 20/11/08

今私がやろうとしていることについて少し書いてみようと思う。

今現在試みているのは、本を読んで、それについて自分なりに理解し、新しく理解したことについて書く、ということだ。なぜそういうことをやっているかというと、具体的な手触りのあるものについて考え、表現し、それを読む人の精神の食べ物というか、心の糧になるようなものとして作りたい、という気持ちがあるからだ。まあ精神の食糧生産者になりたい、みたいな感じで言えば自分のやってることは精神の農耕みたいな話になり、いろいろ耕していきたいということかなと思う。

なぜそう思うかというと、自分自身がいろいろなことをやり、いろいろな本を読み、様々なものを吸収してきたけれども、受け取ったものに比して書いたもの、表現してきたものが少ないなという思いがあり、このままではそれらの文物を消費しただけに終わる、それはちょっとつまらないなと思い、いろいろな表現にトライしていこうというのがあるわけだ。

ただ、自分が仕入れてきたいろいろな知識というのは、やはりそんなに新しくはないので、アップデートする必要がある。だから、まずは今でているいろいろな本を読みながら自分自身を更新することによって、より今日的な読む価値のあるものを書いていきたいという感じを持っているというわけだ。

読んでいるのは森羅万象と言ったら変だが、自分が興味を持ったものについては何でもかんでも読もうとしている。こういう風に考えるようになってから読んだものでは、大統領選挙に関連し、アメリカ史の石川敬史さんの答えたアメリカ史に関するネット上のインタビューが皮切り。アメリカ史の捉え方に独自の視点があり、参考になった。2つ目は新書で読んだ「土 地球最後のナゾ」。これは人々を養う農業の基盤になる「土壌」についての一般向けの啓蒙書で、知らないことが多くとても勉強になった。

三つ目は一ノ瀬正樹さんの東日本大震災に際しての「放射能問題」に関する論考。哲学的な内容にトライする前に、まずは具体的な内容のものを読もうと思ってこちらを読んだのだが、まあそれは私にとっては良かったかなと思う。4つ目は「世界哲学史 8」の第一章、一ノ瀬正樹さんによる「分析哲学の興亡」という章で、これは一応読了したが、これについては明日なるべく書くようにしたい。

考えてみると、どれも自分が関心はあってもどちらかというと敬遠してきた分野の文章が多い。だからいろいろ読むためにハードルを低くする工夫をしながら読んでいるのだけど、どれも読み応えがあり、読んで良かったと思っている。

なかなかその良さを伝えるのは難しいなと書きながら思うのだけど、一つ一つ積み上げていきながら、世界を捉える新しい目のようなものを養い、新たな視点を提供できるようにできていけばいいなあと思っている。

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