読書する体力

Posted at 20/06/18

読書というのは物心がついた時から習慣になっているわけだけど、最近は買っても最後まで読み通すことが少なくなりつつある。小説みたいな本だと最後まで読まないと気持ち悪いからとりあえずは最後まで読むが、新書系の本とかは途中で内容に飽きてきたり思ったより取っ組み合わなければならないテーマが大きすぎるなと感じたりすると、最後まで読まずに「また時間のある時に読もう」になってしまい、それきりになってしまうことが最近多い。

それは忙しいということもあるが、何よりも「読書する体力」みたいなものが落ちている感じがする。とりあえずわかってもわからなくても最後まで読む、みたいなことができなくなっているというか、あえてやらなくなっている面もあるのだが、しかしそこで関所を越えることができないことには変わりがない。

しかしまあ、若い頃の読書というのはわからないまま最後まで読んで、まあ一応読み終わったけどよくわからなかった、とか言いたいことは分かったけどそれでどういうことなんだろう、みたいな感じになることが多かった。今は自分が本当に面白いと思う気持ちかこれは必要だと思う感じが続かないと読まなくなっているので、逆に言えば読んだ分はある程度は吸収されていると言えなくもない。

読書に正しい読み方みたいなのはないと思うが、やはり「本を読む」というモードに入ると「読了した!」というのが一つの目標で達成感はあるので、読み終わらないと何か消化不良で気持ち悪さが残るのも確かだ。

私はここのところマンガもかなり読んでいる、というよりマンガの方が読んでいるのではないかと思うが、最近はマンガですら買ったのに読んでないとか途中まで読んでそれきりになっているというのが結構あって、まあそれも困るなとは思っている。

昔の方が物を知らないから謙虚に読めた、ということもあるし、今の方が自分なりの考えがあるのでそれに明らかに反するものは読みにくいということもある。昔この人の本面白かったなと思って手にとっても、思ったよりつまらなくて投げ出してしまうことも多いし、またそういう本を体調が違う時に読んでみると思いがけず面白いこともあったりして、読書と人間の関係というのも面白いというか味わい深いものがあるように思った。

ただ思うことを書いてみたのだが、それがどういうことなのかはまた考えて書くかもしれない。

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