非商業系

Posted at 19/03/04

在東京。きのうは用事があって帰京が5時過ぎになり、食事してから返ったらもう9時半くらいになっていて、11時半ごろにジャンプとヤンマガを買いに行き、読んで寝たら1時。朝は雨が降っていてうすら寒く、なんとなく調子が出ない。3月だから早春ということなのだろうけど、なんだかはっきりしない感じで自分も調子が出ない感じだ。

今日はとりあえず完全オフなので、ゆっくりしたいと思っているのだけど、まずは何か書こうとブログを先に書きはじめた。

昨夜は帰りの特急の中でスポティファイでビートルズを聞いていたらほかの昔の音楽も聞きたくなり、イーグルス、シカゴ、クラッシュ、レッドツェッペリン、クリームなどを聞いていたのだが、今になって聞いてみると高校や大学の頃聴いていたのとはまた違う発見があって面白いなと思った。

あの当時からずっとそうだけど、音楽やアート、マンガなどというのは「非商業的なものの方が尊い」みたいな感覚があって、商業化したらダークサイドに墜ちる的な感覚があったりする。私も実際、ビートルズのような超メジャーなものももちろん聞いていたけど、ちょっと主流を外れたようなものの方を凄いと思っているところはあったし、マンガなどでもメジャー出版社から出ているものよりもマイナーなところで儲かってるのかどうかわからない本を出してるようなところの単行本をたくさん買ったりしていた。

90年代くらいからかそういうものがあまり出なくなってきて、多分それがバブル崩壊とか不況とかいうことなのだと思うけど、自分の読んでるマンガジャンルや聴いてる音楽が痩せ細ってきたなという感覚があった。2008年ごろからかなり感覚はずれてしまったけど思い切って商業誌を読むようにし始めたら、その面白さに改めて気づいた、みたいな感じはある。

今は基本的にマイナー系というのはコミケ系というか同人誌系で行われている感じになってるし、アートっぽさを持った浅野いにおや宮崎夏次系、市川春子のような作家も結構いるし、そういう人たちの作品を欲しければヴィレッジヴァンガードに行けば結構見つかるわけで、需要と供給も成り立っているとは思うのだけど、なんか昔の多産であった「非商業系」というのともまた違う感じはある。まあ星雲状態のカオスから整然とした惑星系のコスモスが生まれてしまうとあの混沌の中の新星たちという感じではなくなるのだろうし、その時代その時代の楽しみを見つけた方が生産的だとは思うのだが。

本来的に商業的であるとは言えないアーチストの制作が商業的な論理とぶつかるとき様々な桎梏が生まれまただからこそ生まれてくる新しい何かみたいなものもあるのだけど、「非商業系」が元気な時代な方が全体的にシーンは活況を呈するようにも思えるし、まあなんかそういうものも見たい・聞きたい感じはする。

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by Luke Peterson

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