日本とセネガルがグループリーグを突破したら、そのことが持つ意味/「そろそろ左派は<経済>を語ろう」中道はなぜ没落したか

Posted at 18/06/26

久しぶりにゆっくり寝た。買い物を少しした後早めに藍屋で夕食を食べてTSUTAYAを少し覗いて家に帰り、家の整理を少しして東京で見られなかった番組を録画したBDを見て、見ている途中で寝落ちしかかったので風呂に入って寝た。

昨夜のテレビはどこも概ねW杯セネガル戦の話題だったが、ポーランドの敗退が決まり、グループリーグ3試合目の結果次第で日本の決勝トーナメント進出の可能性がかなり大きくなってきた。

セネガルがコロンビアに引き分け以上、日本もポーランドに引き分け以上になれば(他にもいくつかパターンはあるが)決勝進出は日本とセネガルになる。セネガルのシセ監督は日本・セネガル戦について、「ヨーロッパと南米以外の国がレベルの高い試合をした」というようなことを言っていたが、確かにその通りだと思った。日本では自国が決勝トーナメントに進めるか否かばかりが取り沙汰されているが、日本のコロンビアに対する勝利がアジア初の南米チームに対する勝利だったのと同じく、もしセネガルと日本が決勝トーナメントに進めばこれはまた歴史的なことだろう。アジアとアフリカがヨーロッパと南米を制したことになる。シセ監督のコメントは日本に対するリスペクトがきちんとあるだけでなく、そのサッカー史的な意味にもきちんと言及しているところがすごい。

アジアアフリカが南米ヨーロッパを破ったということは単に勢力図の書き換えという意味だけではなく、サッカーが本当の意味でワールドワイドなスポーツになりつつあるという意味もあるわけだ。日本ではそう言ってもあまりピンとこないかもしれないけれども、そのあたりのところは押さえておくと少しサッカーに対する世界が広がる部分もあるように思う。

個人的な事情を言えばどこを向いてもいろいろな問題があって考えるだけで疲れてしまうのだが、実際には考えるだけでなく結構肉体労働的な行動をせざるを得ない局面もあり、肉体的にも疲れるが神経が張っていてよく眠れなかったりすることもある。普段は4時間くらいで目が覚めてしまうので、仕事のない夜はなるべく早く寝ることにしているのだけど、深夜アニメとマンガ雑誌の発売とW杯はどうしてもそのペースを乱してくれる。見なきゃいいと言えばそれまでだが、ねえ。
「そろそろ左派は<経済>を語ろう」読んでる。高度成長後、争点を失った左派が「第三の道」(ブレア路線など)に行ってしまったために再び景気が悪くなると中道左派が支持を失うようになり、ジェレミー・コービンらのオールド左翼路線が労働党に復活したという話は示唆的。日本も平和や人権だけでなく経済政策にものを言える左翼の復活が望まれる。

イギリスのEU離脱に投票した層と総選挙で労働党に投票した層はほぼ重なっていて、ブレグジットは右派勢力の成果というよりは、経済的に不利になっている労働者たちの異議申立てだったという認識が必要だと。両極化しているように見えるのは表面上のことで、実際には経済的な明るいビジョンを求めているのだと。

「両極化する世界とか中道の没落とか言われてますけど、それはあくまで地上に見えている枝や葉っぱの部分で、地中の根っこはやっぱり経済だと思います。中道がいつまでも「第三の道」的なものや緊縮にとらわれて前進できずにいるから、人びとがもっと経済的に明るいヴィジョンを感じさせる両端に行っている。」(ブレイディみかこ)

月別アーカイブ

Powered by Movable Type

Template by MTテンプレートDB

Supported by Movable Type入門

Title background photography
by Luke Peterson

スポンサードリンク













ブログパーツ
total
since 13/04/2009
today
yesterday