「ハイキュー!」が面白い。

Posted at 18/02/05

少年ジャンプ10号。「ハイキュー!」面白い。高校男子バレーボール漫画。2月2日に単行本30巻が出たばかり。「全国2位」の稲荷崎高校との対戦が続いている。


 

主人公の宮城県代表・烏野高校1年生・日向翔陽(ひなた・しょうよう)は身長164センチの小柄ながら、セッターの影山飛雄(かげやま・とびお)とのコンビで超速のタイミングの速攻を使うポイントゲッター。しかしそれ以外の技術は未熟で、サーブの時はピンチサーバーを出されることもしばしばだった。

現在の状況はそれぞれが1セットずつとった3セット目、それもデュースで27-27。(バレーは1セット25点)そしてサーブは日向なのだが、ブロックに飛んだ月島が相手のコースを操り、日向の方向にスパイクを打たせる。

もともと日向はレシーブが不得意だったが経験の積み重ねでこの試合中にレシーブの勘を掴み、かなりのアタックも挙げることができるようになったので、月島もそれを信頼して日向に取らせるようにブロックを飛んだのだった。周りは日向のナイスレシーブに感動するが、日向は思う。

「ああくそ今までだってわかってたつもりだ。けど月島本当に、ブロック上手えんだなあ」

これは感動した。自分がレシーブを取れるようになって初めて、月島のブロックがいかに相手のスパイクコースをコントロールしてるかがはっきりとわかる。上達すればするほど、他者の技のすごさがよく理解できる、というのは本当にあるよなあと思った。

そして続くラリー。バテてきた月島はワンタッチが精一杯という状況で田中(30巻の表紙)がギリギリ拾った球を影山は超美しい高めのボールでエースの東峰(あずまね)に送る。その影山の技術の確かさにむしろ戦慄する東峰だが、相手の3枚ブロックを引きつけ、ブロックが下がってきたタイミングで打った球は見事にブロックアウトになる。

盛り上がる烏野側だが、それを画面で見ていた伊達工業のメンツ(宮城県のチームで烏野と練習試合をした。鉄壁のブロックを誇る)が「打つタイミングをずらしたアタック」が成功したことに「ムカつく」と言っててこれも盛り上がる。常に上を目指して練習してきたその成果が、この最も緊迫した場面で成功したわけだから。

そしてラストシーン。サーブでポイントを獲得(ブレイク)した烏野はマッチポイントを握る。稲荷崎のキャプテン北は下級生にコート内の連中の気持ちを問い、答える。

「ここで決めたやつがヒーローや」

誰もプレッシャーどころではない、最後の一点を俺が決めてやる、としか思ってないと。かっこいい。

今回の「ハイキュー!」は最初から最後まで間然とするところなし。全部良かった。

この作品は単行本化が遅い。出たばかりの30巻は収録されているのが昨年の41号まで。それでも稲荷崎戦の第2セット途中なのだが。未収録分は連載19回分にもなる。ほぼ単行本2巻分だ。例えば「食戟のソーマ」は未収録分が5回分だからその差ははっきりとある。その分だけこの作品は単行本収録時の直しが多いということなのだろう。数巻前にはエピソードをかなり描き足していたこともあった(まさに伊達工業との練習試合のあたりだ)から、単行本の完成度にはかなりこだわりがあるのだなと思う。

2012年から連載が始まり、6年目だがまだまだ面白くなりそうだ。期待したい。

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by Luke Peterson

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