今週のジャンプ。鬼滅の刃とか、ハイキューとかワンピースとか。パワーのある雑誌。

Posted at 17/05/15

5月15日。今日はジャンプの発売日。毎週、日曜の夜中の12時前に、家の裏にあるローソンにジャンプを買いに行って、夜のうちに読みます。今週印象に残ったものの感想を少々書きます。
表紙及び巻頭カラーは吾峠呼世晴「鬼滅の刃」大正ロマン・昭和残酷物語のような世界と鬼に関わる伝奇ものを現代風にアレンジし、他にない独自の世界を作り出すことに成功して、最初は地味に思えましたがついに1周年。キャラクター人気投票も実施されるところまで来ました。こういう作品は諸星大二郎さんもそうですがマニア受けはしても少年誌では難しいのではないかと思っていたのですが、程よく現代感覚を混ぜることに成功し、一部の熱い支持と幅広いポピュラリティを獲得したように思います。海賊もの、スポーツもの、忍者ものなどに続いて大正ものが少年誌で広まるのか、楽しみにしたいと思います。

今回、主人公の炭治郎はイノシシの皮を被った伊之助と協力し、機関車に一体化した鬼と戦っている。夢を見せる鬼に惑わされ、危うく命を落とすところだったのを伊之助に救われるなど、とてもスリリングな展開で、今一番面白くなって来たマンガの一つだと思います。欲を言えばキャラクターがまだまだ魅力的になりうるように思えるので、その辺りを今後に期待したいと思っています。
続いて古舘春一「ハイキュー!」今一番面白いバレーまんが。インターハイ準優勝の稲荷崎高校は狐関係で攻めて来ています。主人公・日向翔陽の烏野高校はもちろんカラス関係ですが。お稲荷さんの狐のような双子のセッター・宮侑とセッター対格宮治のコンビ。この二人の、というか主に宮侑の方ですが、高度な技を炸裂させます。そしてついに、日向と影山にとって驚愕の事態が。この展開は上手いと思います。来週が楽しみです。


 

続いて尾田栄一郎「One Piece」。ビッグマムの茶会に殴り込みを欠けた麦わらの一味。それに協力するシーザー、ベッジ、そして救い出されようとするヴィンスモーク家。レイジュの笑顔がいいです。そしてついに炸裂する例のアレ。サンジ、ナミの活躍。そしていまビッグマムとマザーカルメルの秘話が明かされようとしている…というところで次回。残念ながら次週は休載。二週間の辛抱、という形になりました。

マザー・カルメル、興味深いです。そして回想の舞台は意外な場所。連載20年を超えてまだまだ物語がどんどん湧いて来るところがすごいなと思います。
堀越耕平「僕のヒーローアカデミア」。アニメも毎回見てます。ああ、アニメの感想昨日書こうと思ったけど書けなかったな。またの機会に。今回は飯田君の言葉、デクの涙、そして深夜に集まるインターン組、なんて場面がよかったなと。基本的にはつなぎ回でした。


 

川田「火の丸相撲」。草薙を追いかけて行くダニエルの思いと、潮とともに戦う小関の思い。その違いはどこにあるか、という感じ。草薙がダニエルに「あなたは相撲、楽しいですか?」と聞かれて「相撲は好きです。でも楽しいかと聞かれると…わかりません。僕には相撲以外ないですから、必死にやるだけです。」と答えるこのやり取りが、まあそんなに珍しい言葉ではないわけだけど、とても印象深かった。「楽しい」というのは「迷い」も込みな訳だけど、「相撲以外ない」から迷いはない、その強さが上手く表現出来ていたように思った。シンプルだけど、今回一番印象に残った言葉かも。
田畠裕基「ブラッククローバー」フェゴレオンの姉、メレオレオナの無茶振りで火山を登らされる一行。なんだかんだと言いながらクリアして行く皆に対し、魔法を使えないアスタは・・・みたいなシンプルな話なのだけど、さてどんなふうにこの場を切り抜けるのか、楽しみです。意外な方から来るのか、正攻法?で行くのか。さてさて。
附田祐斗・佐伯俊「食戟のソーマ」。連隊食戟第1戦、ソーマと紀伊国寧々の決着がついに。キーワードは「蕎麦の風味」と「気温」なるほど。おそらくこの戦いにソーマが勝つとしたら紀伊国の何か落ち度かとは思っていたのですが、うーん。臨機応変がソーマの信条だとは言え、ちょっと紀伊国が、うーん。そして、ラストシーン、佐伯さんの入魂の筆の冴えが。(笑)というか、なるほど、一色との幼いころのエピソードが描かれていたのもこういう展開の伏線だったわけだなと。要は秀才タイプの陥りがちな罠、ということを天才タイプの一色との対比によって描いていたわけです。わずかな綻びが勝敗を分ける、という展開はいつもながら。ここで紀伊国が敗退してもう出場しないというのはちょっともったいないなと思いましたが、まあ展開上仕方ないんでしょうね。そして一色、女木島はどうなるのか。次週も楽しみです。

こうやってみると、やはりジャンプはパワーのある雑誌だと思いますね。書こうと思えばいくらでも書ける感じがします。次号も楽しみにしています。

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