人の意識の地殻変動

Posted at 14/03/02

【人の意識の地殻変動】

どうも朝から調子が悪く、ぐずぐずしている。

ということを書いて、そうか、私のブログのアクセスが伸びないのはこういう社会性のないことを書くせいかなと少し合点が行ったり。調子がよかろうが悪かろうが、発信すべきことは発信する、ということをやっているブログの方に人はつくのかなと思う。私自身がそうではないので、そのあたりのことは分からないのだけど、まあ確かに人の体調の話を読まされてもそんなに面白いとは思わないかもしれない。

ただ、どうなのだろう、むかし、というか数年前まではそうでもなかったな、と思う。日々起こる日常雑記や体調の変化、その日に思ったこと、そういう本当に『日記』みたいなことを書いて、それなりに読む人がいる、という文化が、ウェブ上にはあった。今はあまりそういうものを感じないのだけど、まだあることはあるのか、それともその辺のウェブを読む人のメンタリティが変化しているのだろうか。

毎日いろいろなことを考えながらいろいろな文章を書いていると、そういう大きな人々の意識の地殻変動みたいなものがあまりよくわからなかったりする。

むかしはなんだかんだ言っても、自分と同じレベルの人というか、自分と似たようなことをしたり、似たようなことを考えたり、あるいはまったく想像外のことをしていたり、というような人の生活というものに、ある程度興味を持っている人が多かった気がする。

最近は、どちらかというとまたプライベートはプライベートで、仕事は仕事、という感じがウェブ上でもしてきているのかもしれない。

なぜそういう変化が起こったのかはわからないけど、たとえばいわゆる中産階級に属する人たちの生活上の余裕のようなものがよりなくなってきたということなんだろうか。昔は人のふり見てわがふり直せ、ではないけど、人の日記を読んでそうだなあと思ったり、それを読んで自分の考えを考え直したりする程度の余裕はあった気がするのだけど、今は人のことよりも自分のことというか、先ずは自分の生活を何とかしたい、という感じになってきたというか。

ということは逆に言えば、読むことよりも書くこと、影響を受けることよりも自ら行動すること、を主にする人が増えてきたということなのかなとも思う。

それは決して悪いことではないなあとも思う。

こうして自分があまり調子が上がらない日に、そういう動きのことを考えていると、ああ、こういうことを書くのもなんだか時流に遅れてるんだろうなあというふうに思ったりもするのだけど、自分の気持ちが時流とはちょっと離れているからこそ、見えたり感じたりすることもあるんじゃないかと思ったりした。

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