仕事のベースを作る/猛烈な雷雨で諏訪湖花火大会が中止

Posted at 13/08/17

【仕事のベースを作る】

15日は朝、靖国神社に参拝し、自分の書こうとするもののプランについて考えてアイデアを出していて、方向性がだいぶ分かってきた。ただ、今まで書いたことのないタイプの文章なのでなかなかとっかかりが難しく、まだきちんと固まっていない。やはり文章を書く時というのは大量に時間を必要とするのだと改めて思う。集中力と集中する環境。

しかし、ノートがうまくまとまっていると、比較的短時間で自分の書こうとした世界に入れる。これは、小説でも一度書きただすと比較的短時間で自分の書こうとした世界に入れるということと似ている。ベースを作ることが一番大変なことで、しかもその時には周りには見えないし、自分でもまとまった仕事をしているように見えないから、自分のあり方をコントロールするのが難しい。

まあそのベースになるノートを書くのにかなり時間がかかったのだけど、うまく考えが転がり出すとそういうことはできる。いつも同じ方向性の同じ仕事をしている人たちはそのベース自体がすでにできているからすぐエンジンがかけられるということなんだろうなと思う。私も普段している稼ぎ仕事は、状況にすぐ対応できるようになってきているし、まあ結局はそういうベースを作るという問題。新しい仕事を立ち上げるのが好きな人も、根本的に全然違う仕事をするということは少ないだろうけど、一番重要で一番時間がかかるのがベース作りなんだと改めて思う。

生半可な興味で始めた仕事は、そのベース作りの時点でだいたい飽きてきてしまう。ベースを作っている間に、その仕事のペースがある程度見えて来るからだろう。この仕事を、まとまった期間続けることが自分にできるのかどうか。人に雇われてする仕事なら、自分のペースだけでなく、周りの環境に合わせながら、自分が十分それを受け入れられるかとか、それにトライして行くことに意義が感じられるかとか、十分な報酬が得られるかとか、さまざまなことを考えて行かなければならない。

人生初めての仕事の時は、もうとにかく遮二無二やるしかない、という部分もあるから、あまり断言することもできないが、一度生活を建てる仕事を経験してから改めて自分の仕事を作り直す時にはいろいろ考えるべきことがある。中森明菜の『セカンドラブ』で「恋も二度目なら少しは上手に愛のメッセージ伝えたい」という歌詞があるが、やはり二度目三度目になってくれば恋でも仕事でも初心(うぶ)なだけではダメなわけで、一番適切なやり方、一番適切な目標設定、一番適切な報酬のあり方、一番適切なペースといったものを自分なりにつかみながらやらなければならない。

途中から仕事の一般論になってしまったが、ものを書く場合でもやはりそうだろう。なかなか労力に見合う報酬を得るまでのものを書くのは難しい、というか書ければプロということだけど、そこまで行かないまでも自分がこれを書くことで何を得るんだろうかという手ごたえのようなものは感じておくべきだと思う。最初からそれが何だということは分からない場合がほとんどだけど、漠然としたものであっても、何か風景が開けてくる感じとか、先が明るく見える感じとか、まあ色々な「報酬」みたいなものはあることが大事だ。

今書こうとしているのは精神文化論だけど、これを書こうとすることで自分は何でも書けるようになる、という感じがある。というと大げさに聞こえるとは思うのだが、英語の学習が結局はどんな英語使いとも話が出来、どんな英語の本でも読めるようになり、英語で自分の書きたいことが自由自在に書けるようになることが目標であるのと同じように、ものを書くということを実践するということは、つまりは最終的な目標は「何でも書けるようになる」ということだろうと思う。つまり、精神文化論を書くことで、それだけでその目標が達成できるというわけではないけれども、その方向性で取り組むことで、自分は何でも書けるという方向に進むことが出来るという、方向感が持てるということなのだ。


【猛烈な雷雨で諏訪湖花火大会が中止】

まあとにかくそういうことをして、夕方6時の特急で帰郷。諏訪湖の花火の途中で上諏訪に着く予定だったのだが、15日夕方の諏訪湖周辺はゲリラ的な激しい豪雨・雷雨に襲われていて、人口5万の小都市に50万の観客が集まる正直言って都市のキャパシティを超えた催しものの日に記録的な豪雨に襲われ、一部の小河川が溢れ、鉄道も高速道路も止まるという事態が発生してしまった。私は途中の塩山で特急の中に缶詰めになり、8時過ぎの到着予定が午前2時ごろまで足止めされた。途中甲府行きの特急に何本も抜かれるという経験をしたのもはじめてだったが、JRからおにぎりとパンとペットボトルのお茶の差し入れがあるという珍しい経験もした。ようやく上諏訪についたのが午前3時になっていて、その時点の上諏訪駅はまだ数百人が難民状態で溢れていた。

私はひと風呂浴びて4時ごろ就寝し、8時前に起きて職場に出て周囲を点検した。近所の人の話によると床下まで水が来たようだがスノコが濡れた程度でほとんど被害はなかったのだが、ゴミ箱に水が溜まっていてそれを捨てたり、濡れたスノコを雑巾で拭いたりなどの後始末をして仕事の準備をした。近所の床をかさ上げしていない店舗ではけっこう水が入ったところもあったようで、後始末に追われている家もあった。

花火を見に兄弟とその家族が来ていて、それぞれ湖畔で足止めを食って大変だったようなのだが、大きな影響はなかった。朝ご飯をみんなで食べて、私は少し休み、昼前に墓参りに行くとお寺や墓地の周辺で墓参り渋滞。このあたりはお盆の16日に墓参りをする風習があるので、そういうことになる。それから隣町に親戚の集まりに出かけたが、Uターンラッシュが始まっていてそれに巻き込まれ、少し遅刻した。しかし私よりあとから出かけた弟や母の車が私より先に店についていて、どうも道順の選択があまり上手じゃなかったなと思わされる。

親戚の集まりではいつもの鮨屋の2階で久しぶりの人も含めていろいろ話に花が咲き、それから親戚の家に移動してコーヒーを飲んだりしていたが、私は仕事があるので先に失礼して、3時半までに職場に戻った。どうも寝不足で昨日は9時半まで仕事をするのが精いっぱいだった。

今日は朝から仕事、昨日は書けなかったモーニングページを朝食前に少し書く。一見関係ないアイディアがいろいろ出て来る。副産物がいろいろ出て来るということは、逆に言えばやろうとしていることが正しいということの証明でもあるだろう。ただ、それにあまりかかずりあい過ぎない方がいい。スピンオフはあくまでスピンオフなので、メインテーマを優先して進める必要がある。

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