胸熱になることと文章のターゲット

Posted at 13/07/22

【胸熱になることと文章のターゲット】

エンジンをかけ、ギアを入れて、ブレーキを離せば走り出すが、ブレーキをかけたままではエンジンをいくらかけても動かない。テンションが下がったままでは何をやろうどんなにいろいろ考えても動けない。もちろんテンションがいきなり上がって暴走しても困るので、理性のブレーキは必要なのだが、どうも私はエンジンが冷えてテンションがなかなか上がらないようになる傾向があるので、テンションを上げ、ハートを熱く保つ工夫をしなければならないと思う。

ここのところいろいろ考えていて、それはどうすればよいかはある程度考えがまとまった。それでこんなふうに一日に何度も更新しているわけだが、一つにはものを書くことで相手に届くコミュニケーションが必要だということ。それはつまり、こちら発の心の叫びというよりは、読んでもらう相手を想定した文章を書くということになる。(「たましいの飢餓の叫びは、誰の心にも届かない」とビートニクの詩人、ギンズバーグは言った)ただそうはいっても、こちら自身に受け取る感性のない内容は書けないわけで、女性向けの文章なら自分の中の女性性、ないしは女性とコミュニケーションを取る感性に向けて書き、子供向けの文章なら自分の中の少年性に向けて文章を書くことになる。

相手が男性でも女性でも人と意気投合して話をすればテンションは上がるのは確かだし、また自分の好きなものについて話をすればテンションは上がる。自分に向けて誰からも反応が帰ってくることのないつぶやきを続けていればだんだん下がってくるのは当たり前だし、自分があまり関心のないことでややこしいことに巻き込まれてしまったりするとテンションはだだ下がりになる。

そういうことで、自分の中の大人、女性、男性、子どもに向けて、そしてその彼方にいる自分から見えるおとな、女性、男性、子どもに向けて文章を書く、ということを考えた。今まではずっと、どんなものを書いているときでも基本的に自分に近い精神構造を持っている人、という程度のターゲットで書いていたから、内容の的がうまく絞れなかった。それぞれに向けてどういうテーマで書くかということを考えてみると、実は結構はっきりとその四つに自分の関心が分かれるということが分かって面白いと思った。もちろん、それぞれの中間にあたるものもあるわけだけど。それに、実際の読者がどれを面白いと思ってくれるかはわからないわけで、少年ジャンプの読者の半分以上が女性だ、というようなことになることは容易に想像できるが、ただ自分の中のジャンル分けとしてはそういう分け方が今のところ適当なようだ。

今までは詩について書く、とかテーマごとにブログをつくろうとか考えて試したこともあったがとても駄目で、今回も新しいブログを4つ作ると言ってもうまくいくかはわからないからとりあえずはこのブログで文章ごとにそれぞれターゲットを(自分の中で)絞りながら書いてみようと思っている。

月別アーカイブ

Powered by Movable Type

Template by MTテンプレートDB

Supported by Movable Type入門

Title background photography
by Luke Peterson

スポンサードリンク













ブログパーツ
total
since 13/04/2009
today
yesterday