風燭滅え易く、良辰遇い難し

Posted at 13/02/23

「風燭滅え易く、良辰遇い難し」            空海『高野雑筆集』より

風の前の蝋燭のように、人のいのちはすぐ消えてしまうかもしれない。でも、消えないかもしれない。人のいのちが続くかどうかは、そんな不安定なものだ。

良い星めぐりに生まれる人もあればそうでない人もいる。それは自分では決められない。良い星に恵まれなかったことを恨んで生きることもできるが、自分の星めぐりを楽しんで生きることもできる。

すべては私の中の心しだい。心が風の前で明滅するいのちの灯火を見つめ、誰かの輝く星でなく自らを照らす光を見つめて歩けば、そこには私だけの道がある。

人に与えられたものは、自分に与えられてはいないが、自分に与えられたものは人には与えられていないのだ。

自分の与えられた道を楽しんで生きるかどうかは、自分の意思しだいだ。自分のいのちと自分の星のくれた光を喜んで受け入れ、楽しんでわが道を行こう。

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