空海の言葉/玉川重機『草子ブックガイド』2巻

Posted at 13/02/22

【空海の言葉】

大きい言葉を読みたい、と思った時に、まず最初にそういう言葉は宗教家が言っているのではないかと思い、さまざまな人を考えて見たのだけど、ブッダにしてもキリストにしても彼ら自身では言葉を残していないので、誰かそういう人がいないかと思い、思いついたのが出口王仁三郎だったので、『霊界物語』を買って少し読んでいた。

出口の言葉は面白いのだけど、一つの言葉で人生というものをうわっとつかみ取るような、そういう言葉ではない。おそらく、無意識のうちにそういう言葉を読みたかったのだろうと思う。書店に行った時に見つけたのが空海の言葉だった。そしてその言葉に夢中になった。

空海の言葉はかっこいい。もともと漢詩文として書かれているものが多いのだろうと思う。漢詩というものはただでさえかっこいいのだが、それで人生を鷲掴みしていればなおさらだ。こういう言葉を読みたかったのだと思った。そして読みながらそれに返歌のように自分の文章を添えて、一つの作品にしてみたいと思った。

新たなサイトを作ろうと思っている。出来たらまたこのブログでも告知したい。


【玉川重機『草子ブックガイド』2巻】

草子ブックガイド(2) (モーニング KC)
玉川重機
講談社

今日は昼前に国道を走らせて岡谷まで行き、大型書店で本を探した。今日は玉川重機『草子ブックガイド』の2巻が出る日なのでそれを目当てに行ったのだが、『宇宙兄弟』と『へうげもの』も新刊が出ていたので買った。『草子ブックガイド』は作品ひとつずつを取り上げていてそれに草子と古書店の店主らが絡んで草子という生きにくい中学生の女の子の毎日を描いて行くのだが、この巻ではモーニング連載時のそれぞれの作品に返歌的な短いページが毎回添えられていて、それを読むだけでも楽しいものがある。こうした短編連載的な作品は、単行本化するときにそういう工夫が添えられていると嬉しいなと思った。原稿料が出ない絵を表紙以外にも描いていただくのは読み手としては恐縮ではあるのだが、受け取った側としてはたまらなく贅沢な気持ちにさせてもらえる。無理なお願いかもしれないとは思いつつ、いろいろな作者さんがそういう遊び心を単行本化の際に見せてもらえるのは大変楽しい。『ランドリオール』や『進撃の巨人』でもそういうことを単行本を買うときの楽しみにしている面がある。

月別アーカイブ

Powered by Movable Type

Template by MTテンプレートDB

Supported by Movable Type入門

Title background photography
by Luke Peterson

スポンサードリンク













ブログパーツ
total
since 13/04/2009
today
yesterday