まどマギからエヴァンゲリオンへ/暗黒時代から楽園時代へ/青木俊直「くるみのき!」とか

Posted at 11/11/14

【まどマギからエヴァンゲリオンへ/暗黒時代から楽園時代へ】

11月14日。昨日は18時の特急で帰郷。日曜のこの時間の特急は普段乗らないのでよく知らなかったが、ずいぶん混雑していた。その日の用事を東京で済ませた人が甲府・諏訪・松本方面へ帰る、その電車としては確かにちょうどいいとは言える。私も地元の駅についたのが8時過ぎで職場に顔を出したあと一度病院へ母の様子を見に行って、それからツタヤへ行ってエヴァンゲリオンのDVDとCDを借り、まどマギの特集が組んであった『ニュータイプ』を買って帰る、というくらいの時間はあった。

Newtype (ニュータイプ) 2011年 12月号 [雑誌]
角川書店

まあしかしとにかく忙しい。とにかく自分を見失わないように、しっかりやりたいと思うのだけど、用件は次々飛び込んでくるしすぐには解決できないものも多い。書きたいことはいろいろあるのだけど、どんどん流れて行ってしまう感じでなかなか書き切れない。取りあえず自分を見失わないようにするために、記録はとにかくちゃんと取ろうと思っている。母は土曜日に初めて車いすに乗って、昨日の日曜には三度の食事を車いすで取った。手洗いも座って出来るのがすごく楽なようだ。

おとといは弟が、昨日は下の妹がいてくれたので私も上京することができたが、今日は上の妹が来てくれるということで日中は任せておこうと思う。

創作のために昔の自分のことを振り返っていて、自分の中の暗黒時代の中学生時代のことについてずいぶん考えたりしたのだけど、ふと考えていてもっと反省すべきは楽しかった時代、20代のことだなと思うようになり、なんだかすごく楽になった。人のせいにしなければ解決できないことをいくら考えていても堂々巡りで自分では何もしようがないわけだけど、自分の責任で結果がうまく行かなかったことなら考えればもっといい解がありえるし、同じ自分のことなのだからこれからのことをいろいろ考える上でも絶対に役に立つし、誰かの相談に乗るときも自分が決められる範囲のことについてもっと創造的な考えを言ってあげることができるだろうと思ったら楽しくなってきた。

自分がふうっと一息ついて、心も体もニュートラルな態勢になったとき、いままではその暗黒の縛りにとらわれて心底落ち込み、そこから回復するというパターンを繰り返していたのだけど、まあそういうことで心身がリフレッシュしていたという面もないわけではないと思うけど、ニュートラルになったときにわりと楽しいというのはいいことだなと思う。もちろん私の二十代は多くの人と同じくイタイ問題は山のようにあるので考えているうちにイタタタといことはたくさん出て来ると思うが、人生をもっと多面的にとらえるために絶対役に立つと思うし、そういうことは創作にも絶対プラスになるなあと思う。

NEON GENESIS EVANGELION vol.01 [DVD]
庵野秀明監督作品
キングレコード

ここのところずっとなぜかYouTubeで「残酷な天使のテーゼ」を繰り返し聴いていて、ちょっと『エヴァンゲリオン』のストーリーやキャラクターについて少しだけ検索してみて、このストーリーは実は面白いのではないかと思いだしていた。主にキャラクターの設定やその心理的な行動に違和感が強くてちょっとこの話は見られないなと思って途中でやめたのが去年のことだったと思うけれども、そのころに比べるとすごく許容範囲が広くなっている。昨日は第2話まで見なおした。前回挫折したところだ。ストーリーやキャラクターに強く感情移入してしまう傾向が強くなったのだけど、今回はすごく客観的に見られているのでああ、このストーリーはこうやってみるものなんだなと思った。私にとっては、だけど。改めて見直してみるとさすがに15年前の作品だけあっていろいろ古くなっているところや突っ込みどころも見えるけれども、たとえばスカイクロラの原型っぽいなと思うところやナウシカの巨神兵っぽい使徒やエヴァ(当たり前だけど)の描写、それから三人の軍司令がまるでカフカの『変身』の間借り人たち、あるいは唐十郎『あれからのジョン・シルバー』の福助さんたちに見えるところが面白いなと思った。当然だけど、この作品には庵野秀明のさまざまな教養というか、いろいろなものがぶち込まれていてそういうところも面白いなと思う。いやあ、バカに客観的に見られるようになってるなあ。書いてみると自分でも驚く。それだけ自分の中の病んでいた部分が回復してきたということなんだろうなと思うけれども。

ああ、こういうことを書いているとやはり充実して来るな。そろそろ病院に顔を出しに行こうと思う。

【青木俊直「くるみのき!」とか】

東京でのことも少し書いておこう。昼前にブログを書いて、まいばすけっとへ行って昼ご飯を買う。ワンタン的なものとおにぎりにしてみた。それから持って帰ろうと思ったエミリー・ウングワレーの画集とターシャ・テューダーの絵本を持って日本橋に出かける。しばらく大丈夫なように丸善日本橋店でモーニングページ用の原稿用紙ノートを5冊買って、それから本を物色した。特にほしいのはなかったし、どうも店の中が工事中で落ち着かない。カーディガンを一枚欲しいなと思ったのだけど、さすがに丸善の洋品は高くて手が出ないので東京駅へ歩き、八重洲南口のユニクロを物色して黒のカーディガンを1枚買った。それから入場券で構内に入ってエキュートで大地を守る会の黒豚弁当を買い、コインロッカーを探して弁当とカーディガンと画集と絵本の入ったカバンを預ける。

くるみのき! 1 (BUNCH COMICS)
青木俊直
新潮社

それから丸の内北口に出て、丸善本店で漫画を物色して、青木俊直『くるみのき!』1巻(新潮社、2011)を見つけたので買った。ツイッターでフォローしている人の作品はやはり買おうという気になる。これは好きな作品だったな。着ぐるみ劇団くるみのきにひょんなことから入ることになった内気な女の子野木くるみ。もともと大好きだった「いっちいはっちい」という番組の着ぐるみの劇団に、路上で無意識に踊っていたら拉致されてなかのひとをやらされるというまあちょっと乱暴極まりない展開だが、着ぐるみとは言え劇団の中の人間関係とかもろもろはだいたい想像がつくのですごく面白いなと思う。まだ第1巻が出たばかりで、きのうツタヤで連載誌を少し読むことができて、その先の展開も見えたけどこれも興味深い。いま出ているマンガはなんだかんだ言って面白いのが多いなあと最近思えるようになって来た。

タントマリーでケーキを二つ買って帰宅。家で紅茶で一つ食べて、出かける準備をする。6時の特急に乗るために5時ころ家を出て、まっすぐ大手町から丸の内北口へ。指定をとろうとしたら取れなかったので時間が少し遅かったからかなと思いコインロッカーからものを出して中央線に乗り、新宿へ。自由席へ行ってみるとかなり混んでいる。放送を聞くと、指定は売り切れとのこと。うーん、普段乗ってないから舐めてたなと思った。特急の中ではジョブズを読んだり『くるみのき!』を読んだりしていた。

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