神保町散歩/人への執着

Posted at 11/08/29

昨日は早めに寝たので今朝は起床6時。割とすっきり起きられた。でもお風呂に入るのをパスしたので、今朝どこかの時点で入ろうと思う。入浴したほうが疲れが取れる部分と、入浴したほうが疲れが出る部分があって、そのバランスが微妙。

昨日は御茶ノ水で友人に会う。待ち合わせをして神保町へ下り、ボヘミアンズギルドでオディロン・ルドンの本を買った。4200円というのは安いような高いような。割とがっちりした英語の本だったけど、著者がKlaus Bergerと書いてあるからドイツ語の研究書の英訳みたい。フランスの画家についてドイツ語で書かれた本を英訳したのを日本で買うというのも妙にねじれているが、値段が6ギニーと書いてあって見当がつかない。イギリスの通貨も下落しているからあれだが1964年刊。それから駿河台下の古瀬戸珈琲店へ。ここで結構話し込んだ。読んでもらおうと思った作品を渡し、そのことについてなど。それからセブンイレブンで渡してもらうはずだった書類をコピーしてもらう。今のコピーって本当に再現性がすごいなと舌をまく。それから少し散歩して神田古書センターの富士レコードへ行って、場所を紹介するだけのつもりだったのに結局ほしくなってミケランジェリのショパンピアノソナタ2番などが入ったLPレコードを買った。LPを買うなんて実際何十年ぶりのことだろうか。しかもモノラル。帰ったあとで聞いてみたけど、やはりレコードにしか出せない音があるなと思う。それにしても1980年に買ったステレオはだいぶがたが来ているのでちゃんと手入れしないといけないなと思う。カセットデッキなどはもうだいぶ昔に動かなくなっているし。

それから神田伯剌西爾へ行って話の続き。私はカルーアのアイスクリームを食べた。ここで人に執着するか自分に執着するかという話になって、友人が言うに私は自分には執着しても人には執着しないんじゃないかというのだが、いやそうでもないよ、昔はけっこう…なんて話をしていた。ただでも、人に執着するということの意味が多分友人と私とでは違うなという気が後でして来た。この辺のこと、書けそうで多分あまりうまく書けないかもしれない。

ローマ人の物語 41 (新潮文庫 し 12-91)
塩野七生
新潮社

まあ友達との話というものは、いつも面白くなってきたところで時間切れというのが常なわけだが、御茶ノ水の駅まで歩いて友人を送り、私は神保町に戻って三省堂へ行った。何を買うという当てもなかったのだけど塩野七生『ローマ人の物語』41~43巻(新潮文庫、2011)が出ていたので買った。これで『ローマ人の物語』の文庫版も完結だ。これは少し読んでみたけど、なんだか辛い話が多くてなかなか読み進められない感じ。悲劇はシステムの硬直化によって起こる、というのはまったくそのとおりだと思う。今日日本で行われる首相選びもどうなることやら。『沈黙の艦隊』になって海江田艦長になるのか。その後書泉ブックマートで少しマンガを探したが買わず、新御茶ノ水から日本橋に出てゑんでお茶漬けを食べ、帰宅してレコードを聞いたり本を少し読んだりしているうちに疲れが出てきたので寝た。

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by Luke Peterson

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