左腕が…/服を着ることの楽しさ

Posted at 11/06/08

【左腕が】

昨日、帰郷後10時まで仕事、夕食、入浴、就寝。今朝は6時前に起きモーニングページを書き、その後すぐ朝食まで小説の続きを書いて、朝食後また戻ってきて続きを書き、10時過ぎに出かける。途中塩尻で両親の友人の家により、それから松本へ。先日の雨のためか川沿いのバイパスになっている道があちこちで通行止めになっていて迂回せざるを得なくなったため、時間的に危ないかと思ったが、本来より30分早めに出たお陰で大体時間通りにつけた。からだを見てもらって「左腕が…」という話をしたら、「だいぶ上がるようになったでしょうと言われてあげてみたら確かにだいぶ上がるようになった。まだまだ本調子ではないが、ましにはなって来た。

帰りは高速で岡谷まで戻り、諏訪湖ぞいのレストランに入ろうと思ったら満車だったので市内まで戻ってホテルの一階のレストランへ。まあ思ったよりリーズナブルだったし味もまあまあだったのでよかったと思った。

自宅に戻り、少し休んだ後小説を少し書いて、今日の創作を終わりにする。現在158枚ほど。出かけて銀行に行ったりお金を振り込んだり。その後職場。


【服を着ることの楽しさを思い出した】

昨日東京を発つ前に東京駅で丸善により、米澤よう子『パリ流お洒落アレンジ!』(メディアファクトリー、2010)を買う。これはおととい買った本の『その1』なのだが、重なっているところも多い。買おうかどうか迷ったのだけど、子どもの着こなしが出ていたので参考になるかなと思って買った。特急の中でぱらぱら見たけど、二冊持っておくのも悪くない。

パリ流 おしゃれアレンジ! 自分らしく着こなす41の魔法
米澤よう子
メディアファクトリー

いずれにしても女性用の本だからそのまま使えるようなことはそんなにないのだけど、どんなふうに考えて服を着ているのかということ自体がとても参考になる。男だとTPOにあわせて着分けるとか、人間に重みをつけるためにはどういうふうに着るとか、まあいえば鬱陶しいようなことがどうしても服本には多くて、そういうことにあんまり関係ない生活をしていると話しとしてはともかく自分の関心と重なって来ないなあと『王様の仕立て屋』何かを読んでもそう思っていた。しかしこの本では、首を長く見せる・腕を長く見せる・足を長く見せると言った目的意識を持って「だからこういうものをこういうふうに着る」というのが明確で、とてもうなずけることが多かった。特にあまり高くないものをあまり数もないけどどういうふうに着回すと毎日お洒落に見えるかと言った次元で語られている内容なので、これまた面白い。

要するに大事なのは、「しっかり考えながら着る」ということ。鏡の前で一つ一つ服を身につけながら自分をしっかり見て、どういう姿勢だとどう見えるか、自分が一番よく見える立ち方、よく見える着方を考えながら身につけて行くことは、結局それがお洒落の基本なんだと思った。坊主頭の中学生の、ジャージと学生服以外はほとんどまともな服を持っていない時代から、そういうことは自然にしていたのだけど、やはり初心に戻って自分を見ながら服を考えて行くのは楽しい。だいぶ白髪で顔もしわが多くてなんだかなあとは思うが、だからこそできる服装というのもあるなと思うし。

きちんと考えがなら着てみて気がついたのは、私はここ10年以上すごく疲れを感じていたから、ゆったりした着心地を求めてつい大きめのものを買っていたということ。アンダーシャツもポロシャツもワイシャツも肩の線が肩の外側に来てしまって、袖も長過ぎる。以前一度だけワイシャツを仕立てたことがあったのだけど、あのときは本当にぴったりで何か不思議な感じがしたのだが、なるべくこれからはそういうものを選んでいかないといけないと思った。

男の着るものはどうしても女性に比べて遊び心が少ないというか、社会的な記号が多くなってしまってつまらないのだけど、それでも社会的なものを演出しないで済むときには(というか私の生活の中でスーツを着る場面は今のところ一年に数回なのだが)自分の好きなものを好きに着たい。

この本の言っていることは実際オーソドックスなことなのだと思うのだけど、でも自分の中にあるのに忘れていたものを思い起こさせてくれた。自分のやりたいこと、好きなことよりも社会的な記号を優先してきた時間が長かったから、それはある意味革命というか復古というか維新というかである。服を着るということは楽しいことなのだということを思い出せた。どう工夫すればどう見えるか、そんな基本を押さえれば、自分で無限に工夫して行くことができる。着るということに意味を持たせ、何となく着ないという考え方そのものにわくわくするものを感じた。

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