冬になると毎日の仕事が増える

Posted at 10/12/16

冬になると、毎日の仕事が増える。東京などではそう変わらないのだけれども、信州では暖房は灯油ストーブが一般的なので、毎日給油しなければならない。家の中のストーブも一つだけならいいがそういうわけにもいかず、一つのストーブの灯油が空になったからもう一つの方を使っていればいいやというような横着を繰り返していると、いずれどのストーブにも灯油が入っていないということになり、一度にいくつも給油するという大変面倒なことになる。

また、今年はまだ降っていないからいいのだが、雪が降ると雪かきをしなければならない。実家の前の道が南側にも家が建っていて日が当らないので、自然には融けない。父の生前からうちは家の前が除雪されていないと近所で噂されていたらしく(田舎はこういうところがいろいろある)、私が実家に戻るようになってからはなるべく雪をかいてはいるが、東京にいるときに降られてしまうとあとで始末に困ることが多い。そのほか職場の前など、雪かきをしなければいけないところが何箇所かあり、雪の多い年はこれが大変で腰を痛めたりしてしまう。

もう一つは水道の凍結だ。本当に寒い朝、零下10度以下になると、冬は水道管に電熱線を巻いていても凍結してしまうことがある。トイレの水はなぜかなかなか凍らないが、流しの水が凍ってしまって仕方ないから水が飲めずポットのお湯で歯を磨いたりすることもある。本当に寒くなると、水洗トイレの中に溜まっている水が凍ってしまうこともある。しばらく前の年に、たぶんそういうことと関係があるのだと思うが、職場のトイレがいきなり割れて水が噴き出したことがあった。

とここまで書いて、そういえばまだ今年はホットカーペットを出していなかったということに気がついてセットした。私は夏は冷房はほとんど使わないので、冬は電気代がかかるという実感がある。朝起きるのにぐずぐずして時間を費やしたり、ものを書き始める前に手をあたためたり、冬はいろいろ手数が増える。

一つだけ仕事が減るのが、草むしりだ。春から秋にかけて、気がつくと草がぼうぼうに生えていていつも草むしりをしなければなあ、と思いながら過ごすことになる。思い立って草を刈ってもしばらくしたらまた生えてくる。冬は唯一そのいたちごっこのない季節だ。しかしそれも、生えて来ないとなんだかさびしいのだから人間というのは勝手なものだと思う。

自然の中にいながら、自然から離れた生活をしているのだけど、否応なく自然に応じて日々を送らなければならないのが人間と言うものだなと思う。冬に手数が増えるのは、考えてみれば当たり前のことなのだが。

月別アーカイブ

Powered by Movable Type

Template by MTテンプレートDB

Supported by Movable Type入門

Title background photography
by Luke Peterson

スポンサードリンク













ブログパーツ
total
since 13/04/2009
today
yesterday