『アラベスク』/モーニングページ/次の首相は、元首相の孫ではないだろう

Posted at 10/06/02

昨日帰郷。ちょっといの調子はいまいちだったが、東京駅で夏野菜弁当を買う。山岸涼子『アラベスク』は第一部上を月曜のうちに読んでしまったので、丸善で第一部下を買い、車内で読む。第一部は、絵柄も今とはだいぶ違う、絵もせりふもいわゆる少女漫画的な感じで、またストーリーの展開の仕方も取っ手付けたようというか、色々な意味でまだ習作的な感じの部分がある。ベルばらなども初期はそうだった。しかし当時、ソ連のバレエをテーマにして描くというのは、非常に斬新だっただろうと思う。主人公のノンナ・ペトロワという名はおそらくアンナ・パブロワをもじったものだと思うが、第一部の終わりでミロノフ先生が「ソ連邦人民芸術家」の称号をもらったりしていて、大変感慨深いものがある。

午後から夜にかけて仕事。思ったよりも忙しかった。帰宅して夕食、入浴、就寝。早く寝たのだが、朝はなかなか起きられなかった。少し寒くて6時ごろに目が覚めたが、お手洗いに行ってストーブをつけてもう一度寝て、7時半ごろ暑くなってストーブを消してもう一度寝て、結局8時に起きて朝食。朝食後にごたごたしているうちに9時になったので銀行に車を走らせ、途中で忘れものに気付いて引き返して出直す。だいぶ手間を取った。帰ってきてモーニングページを書く。何か朝から色々考え事をしたり、少しイライラしたり、そのことについて考えたりしていた。モーニングページに書くことによって、その辺のところがだいぶ整理されていることに気がつく。なんだかんだいって、モーニングページは日常生活にもだいぶ役に立っている。創作に対してだけでなく。

アラベスク 第2部1 完全版3 (MFコミックス ダ・ヴィンチシリーズ)
山岸 凉子
メディアファクトリー

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書いているうちに、小学校から運動会の練習の太鼓の音が響いてきた。少しうるさくていらいらしそうになったが、これを小説に取り入れようと、小説の続きを書きだした。A4の用紙にフリーで一気に15枚書く。ストーリーは大分収束してきた。書いているうちに眠くなってきたので外出し、蔦屋まで車を走らせて『アラベスク』の第二部二冊と楽譜を一冊買う。昼食まで『アラベスク』を読んだり原稿の続きを書いたり。

昼食に実家に戻ると、母に「鳩山さんがやめた」と言われて驚く。テレビをつけたが、やめたということしたかよくわからない。次は管理人、もとい管直人じゃなかった菅直人だとネット辞令では書いてあるがどうなるか。最後までよくわからない人だったな、鳩山という人は。

でもこうなると、もう「元首相の子や孫」という人はさすがに打ち止めだ。安倍、福田、麻生、鳩山と4代(しかし4人合わせても4年弱だが)続けて孫・子・孫・孫というのは異常だろう。次は多分世襲議員にはならないだろうし、世襲議員でないのは森喜朗以来9年ぶりだ。

ほかの候補になりそうな人を考えると、岡田・前原ではどうも危なっかしいし、仙谷や枝野もどうかなという気がする。原口ではまださすがに無理だろう。そうなると消去法で菅しかいない、ということか。菅でもわりと安直なところがあるのでちょっと怖い気もしないではないが、「鳩山よりましなのは誰か」と考えればかなりハードルは下がる。菅なら少なくとも辻褄は合わせるのではないかという期待はある。かなり低レベルな期待ではあるが、より少なく悪い、というレベルで考えざるを得ないだろう。

また、あまり強力な政権にはならないだろうな。弱体政権のときには天災や大事件が起きるというジンクスもあるので、それもまたちょっと怖い。まあとにかく、日本を滅ぼすような政権にならないようにしてもらいたいと祈るような気分ではある。

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