「ランドリオール」と武士道/創造性とノスタルジア
Posted at 10/02/28
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今日は疲労を取ることに徹して、休肝日ならぬ休表現日にしようかと思ったが、少しだけ生活記録を。昨日7時前の特急で上京。出発前に仕事がひとつ片付かなかったので、特急の中で片付け、メールで送信。ただ、携帯からのメールだったから上手く表現できないところが多く、結局帰宅してから送りなおした。数式をメールで送るのはやはりいろいろ面倒くさい。
地元の書店でコミックゼロサムが出ていないかと確認し、4月号を買う。ついでに、『美味しんぼ』の104巻も出ていたので購入。帰ってきて読む。「ランドリオール」はついに夏休みが終わり、アカデミーへの帰還という流れ。いろいろ揺れ動いた夏休みだったが、龍胆とDXとの絆も深まり、帰還後に予想される国王選挙も楽しみになってきた。ッて読んでない人には何を言ってるんだろうという話だが。時々前の号を読み返すのだけど、DXがライナスに言った台詞に「君は報われない幸せを知らない」というのがあるのだが、これはもともとはフィルを影でサポートしてフィルの本来の力が発揮できるようにしたDXの配慮についてのコメントなのだけど、もちろんそれはDXが火竜と戦ってマリオンを助けたもののマリオンは恋人のもとに戻ってしまって失恋した、ということへの回想でもあって、何だかこれはどこかで読んだような気がするなと思ったけれども、それは実は武士道の聖典とされる『葉隠』の一節の「煙友達」の話であることに思い当たった。真の恋とは、一途に思っても誰にもそれを打ち明けず、死んだあとの焼いた煙がたなびくのを見て人が彼は彼の人を恋い慕っていたのだと知れると言うのが理想の恋だ、というやつだ。こんなところに武士道が隠れていたとはつゆ知らず。
『美味しんぼ』は一巻丸ごと環境問題。それも、いつもの告発型ではなく、両論併記でしかし作者はどう思うかというのを記す、というスタンスだった。ニホンミツバチ問題にも雁屋哲はかなり突っ込んでいるという話を聞いたことがあるし、これからこちら方面の話はさらに出てくるかもしれない。
今日は朝から火災警報器の設置工事の人が来て四部屋にあっという間に設置していき、そのあと散髪へ。込んでて一度帰ってきたが11時に予約して昼前に終わった。昼はそうめんを食べたらすごく眠くなって、4時過ぎまで布団を敷きなおして寝た。散髪をするとこういうことが多い。何か雑念のようなものも髪と同時に切り落とされるのだろうか。
夕方日本橋に出かけて丸善でノートを買い、確定申告関係の本を一冊と、水谷千秋『謎の渡来人 秦氏』(文春文庫、2009)を購入。こういう本は最近読んでなかったが、立ち読みしていたらなんとなくトランキライザー的な作用がある気がしてきたので買ってみた。秦氏は伏見稲荷神社とも関係があるというし、先日実家のお稲荷さんの初午をやってから、どうもそっちの方にも関心が行っているようで、そういう意味で自分のルーツにも関わりがある気がしているということもあるのかもしれない。創造性の発揮、すなわち未来への道のことばかり取り組んでいると自分が見えなくなる感じがあってそれがストレスになるところが私にはあるようで、やはり自分のルーツというか、自分の中のノスタルジアの部分にも触れていないと創造性も枯渇する感じが自分にはある。ノスタルジアから何か水分というか栄養分というか、自分の根っこが何かを吸収し続けていないと花も咲かないのではないかという気がする。古代史にはよく分からないけれどもそういう部分があるんだろうな。最近全然読んでないけど、ときどき読むと何か心に触れる部分がある。中世史以降のものと古代史はちょっと意味が異なるところがあるなあと思う。
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