浅田真央とキムヨナ/ジャイキリとか高瀬理恵とか

Posted at 10/02/25

昨日。10時まで仕事。帰ってきて夕食を食べながら、女子フィギュアショートプログラムを見る。浅田真央はだいぶ緊張していた感じがする。キムヨナは滑走前は緊張した顔をしていたが、滑っているときは本当にのびのびとおおらかに技を決めていた。ただ、彼女のプログラムはあまり好きではない。007という大衆受けするネタに、指を鳴らしたり銃を打つ真似をするなど、なんかちょっとなあと思う。こういうのがウケルぞという傾向と対策が出来すぎているというか。まあ好き好きだろうけど。

浅田のプログラムは難度の高い技にどんどん挑戦して比類ない高みを目指すという正統的なもののように思う。ある意味、浅田はヨーロッパ的なアプローチ、キムヨナはアメリカ的なアプローチといっていいのか。007はイギリスのスパイだけど。

最近、浅田を取り上げた番組を見たり、浅田の発言を聞いたりするとうるっと来そうなことが多い。才能のある人が真っ当に超人的な努力を積み重ねてすばらしいものを見せる。それはとても正しいことだと思う。以前は才能のない人が努力でトップに上り詰めた、みたいなストーリーが好きな時期もあったけど、もちろん努力できる、それに賭けることの出来る覚悟のようなものもその人の「持っている」ものであって、その持っているものが遺憾なく発揮されてそれが好きかどうか、ということなんだと思う。「金メダルがほしいです」と堂々という浅田は、誰よりも正しい気がする。キムヨナは、誰が金メダルがもらえるかは天が決めることだ、という言葉を聞いて楽になった、と言っていた。これも「ずっとやりたかったことをやりなさい」に、創造の神への祈りの言葉として「私は作品の量の面倒をみますからあなたは作品の質の面倒を見てください」というようなことがあったのと近いなと思う。人事を尽くして天命を待て、ということだが、アファメーション的には浅田の方が一歩先に行っている感じがする。正直、浅田真央に金メダルを取らせて上げたい、と思う。それにしても絵に描いたような宿命のライバルだ。

今朝は6時半過ぎに起きて職場に出て資源物のごみ捨て。昨夜のうちに古雑誌などをまとめておいたので、わりあいさっさと済んだ。帰りにファミマでモーニングを買う。ビックコミックも出ていたので同時に。帰ってきて朝食後、10時ごろ読み終えた。この号は両方とも充実している。

まずモーニング。芹沢直樹の新連載「ルシフェルの右手」。戦場の医師。さてどのくらいの面白さになるか。スタートは割といい。「ライスショルダー」カウンター炸裂。「Ns'あおい」息子の成長と元夫の理解。「ジャイキリ」感動した。プレシーズンマッチの選手たちと達海。それ以上の光景が見られたら。「きのう何食べた?」相変わらず微妙な味わい。「宇宙兄弟」兄弟が一つのテーマなんだな。「北のライオン」ちょっとかっこいい。「神の雫」なるほど!すごい謎解きだ。またすごいワインも出てくるし。「エンゼルバンク」土地神話の崩壊。「誰寝」こういうペース(笑)「ピアノの森」カイはまだ森(笑)レフは「ポーランドのショパン」を弾く。「へうげもの」おせんが帰ってきそうでよかった。特にジャイキリ、神の雫がよかった。ピアノの森は19ページ。もう少し長く読みたかった感じがする。

ビッグコミック。「そばもん」。おかめそばってこういうものだったのか。「黄金のラフ」。二打罰。「華中華」。なるほど。「上京花日」こう来るか。そうそう今号のビッグニュース!『公家侍秘録』の高瀬理恵の短期集中連載「江戸の検死官」が46ページ!これは思わぬプレゼントだった。「太陽の黙示録」。これもいい展開。「三代目」なかなか思ったより味がある話になった。「ゴルゴ13」。依頼はキャンセル。うーん。今号は冒頭のそばもんと高瀬が白眉だな。

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by Luke Peterson

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