『二流人物論』/「トリビアの泉」に結実した受験時代の息抜き

Posted at 09/10/19

今朝は6時前に目が覚めて、しばらく活元運動をした。昨日に比べるとだいぶ調子がいい。午前中は洗濯をしたり散歩をして健康保険料を払いに行ったり。朝昼とも減食しているのでだいぶ抑えたのだが、昼食には近くの自然食のパン屋でメンチカツバーガーとクリームブリュレを買ってきて一部食べた。昨日買った寒天のグレープ味のとミルクプリンが美味しい。ただ、少し食べすぎた感じがする。


午前中は、久しぶりにリトルマーチンを取り出して、加藤和彦の歌を歌って見ることにした。しかし私の持っているソングブック(1983年ごろの)には加藤の歌はあまり出てなくて、仕方ないので出ているものをいろいろ弾いてみた。最初はスリーフィンガーが上手く弾けなくて衰えたなあと思っていたが、曲を変えていろいろ弾いているうちにアルペジオならまあそれなりに弾けるということがわかり、少しずつコツを思い出してきた。といっても全然ダメなんだが、たまには声を出して歌って見るのも気持ちがいいと思った。

午後出かける。うちに燻っていてもあまり面白くないので、どこに行くか考えないで仙台堀川公園を散歩し、駅まで出てから都心に行って見る。日本橋に出てから新御茶ノ水のがいあプロジェクトに行ってみようと思い立ち、千代田線で新御茶ノ水に出る。

二流人物論―決断しない「一流」紳士たち (1976年) (日経新書)
利光 三津夫
日本経済新聞社

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まず3階に上って野口整体の本を探す。その前に階段にあった古本の中から利光三津夫『二流人物論』(日経新書、1976)という本が面白いと思って買った。時代を動かすのは一流の人物だが、友人にするなら二流の人物の方がいい、という話でその例として取り上げられているのが序論で山背大兄王と柴田勝家。一流なのは中大兄皇子と豊臣秀吉だが、友人にしていいのは彼らの方だと。本文では近衛文麿、板垣退助、毛利輝元、藤原広嗣。作者は律令制の研究者だそうで、藤原広嗣が一番専門に近い。確かにこの人選は二流、と言われても仕方がない人々だ。近衛と板垣は見ようによっては、ということはあるけれども、誰も成功者とはいえない人たち。どういう視点で書いているのか、ちょっと面白そうだと思った。

それから、新刊書の書棚を見て自分が持ってない本を探して、野口晴哉『愉気法2』(全生社、2006)を買う。この本、『愉気法1』はかなり前からあったが、2が出たのは最近のことのようだ。いま少し読みかけているが、やはり読んでいると心が落ち着いてくるところがある。

博覧強記の仕事術
唐沢 俊一
アスペクト

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1階に下りて少し食料品を見たが結局買わず。近くのコンビニでエビアンを買って水分補給。帰ろうかと思ったがここまで来たのだしと思って神保町へ。三省堂はちょっとスルーして書泉ブックマートの3階を見て、東京堂で立ち読み。何の気なしに読んでみた唐沢俊一『博覧強記の仕事術』(アスペクト、2009)が面白く、結局買った。唐沢は受験時代、つまらないB級な膨大な知識を、絶対使わないだろうと思いながら丁寧に整理して分類していくことを息抜きにしていたそうで、それが将来役に立つとは夢にも思っていなかったのが「トリビアの泉」などに結実していったのだそうで、そういう話は面白い。

出歩いているうちにだんだん調子がおかしくなってきたので帰宅して、少し休んで『三銃士』を見た。

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