プーチンの半裸写真

Posted at 09/08/30

今日は総選挙。台風が接近しているが、そう大きな影響はなさそうだ。このまま行けば民主党政権が成立しそうだし、政治ネタでも少し。

プーチン元大統領(現首相)がシベリアで半裸で馬にまたがっている写真が公開されて、日本人の多くは首をひねっていたが、ロシア人にはマッチョなイメージで支持されるのだろうか。彼は元KGBでもともと強面だし、柔道も相当技量が高いそうで、彼自身がシークレットサービスをしても勤まるのではないかと思うくらいの人だ。以前サミットの各国首脳の服飾センス診断をどこかの新聞がやっていて、小泉元首相は割りと点が高かったが、マッチョなイメージを出そうとしたブッシュとブラックスーツで決めた陰鬱な印象のプーチンは評判が悪かった。確かにいろいろな意味で怖い印象の人なんだが、今回の半裸写真はどちらかと言うと間抜けな印象を日本人には与えた気がする。

この人はなぜこんなことをしたのか、ちょっと意図を推し量りかねていたのだが、先日ふと毛沢東のエピソードを思い出して合点がいった。毛沢東は確か、七十を越えてからも水泳を好み、その年で何度も武漢付近の長江を泳ぎ渡っている。子どものころそのエピソードを読んだときは、なんて酔狂な人なんだろうと思ったが、あれは彼なりの健在のアピール、毛沢東式のマッチョイズムで、本質はプーチンの半裸写真と変わらないのだということだ。

業田義家がプーチンの写真を「独裁者らしくていいね!」と書いていたが、確かに独裁者は自分のマッチョ振りを印象付ける必要がある。ヒトラーの印象操作は有名だしどちらかというと今見ると先入観があるからか病的な感じがするが、古今の政治家は多かれ少なかれそういうことをやっている。鈴木元東京都知事は高齢再選批判を受けて自分のからだの柔らかさをアピールしようと膝を曲げずに前屈して指が床につくことをアピールしていたが、ある意味あれもプーチンの半裸写真と同じだ。どちらも滑稽で滑稽の質が違うが。

それを考えると現代の日本の政治家はなんだか持病をもってそうな人ばかりで、それは日本が非独裁国家であるということの証明かもしれない。なんだかひ弱ではあるが。

いっそのこと総選挙の日にもかかわらずどこかのテレビ局がやっているように党首全員が26時間マラソンでもやって決着を付けるというのもいいかもしれない。とりあえず今日は左翼反動政権の成立をしめやかに悼むことになりそうだ。

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Title background photography
by Luke Peterson

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