1930年代を扱った映画でのタブー
Posted at 08/12/25
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昨日は「スーパージャンプ」を買い、今日は「ビッグコミック」と「モーニング」を買った。この後月末にかけて「コミックゼロサム」「コミック乱」、場合によっては「Cookie」と買う予定のあるマンガ雑誌がある。どういうわけだか私の読むような雑誌は毎月同じ時期に発行されるので読むものあるときは読みきれないほどあり、ないときはかなり枯渇する感じになる。なかなか難しい。
スーパージャンプで印象に残ったのはやはり「王様の仕立て屋」。現在ハリウッド編。1930年代の衣裳を再現するという話が中心で、そこに親子関係の話などが出てくる。スピルバーグもどきの映画監督が出てきていろいろわがままをぶっ放すところが面白いが、1930年代ものでも映画製作の現場ではヒトラーを出すことが忌み嫌われているという話がへえっと思った。ナチスの話が出てきても、画面にヒトラーを出すことは避ける、少なくともスポンサーをそれを強く忌み嫌うケースが多いのだそうだ。まあ映画製作の関係者はスピルバーグ自身を含めユダヤ人が多いからその感覚はわからないでもないが、日本にいるとそういうことはあまり感じないので、ちょっと不思議な感じがする部分はある。
「王様の仕立て屋」で印象に残ったのはギャグの場面で、やる気をなくしていた監督があるきっかけで急にやる気を出して脚本を書くシーンで、「そいやそいや」と掛け声をかけてかいている場面がツボだった。こういう工夫がこの作者はうまいと思う。
SJでもう一つ印象に残ったのは「銀のアンカー」。就職活動でいろいろと疑問を感じている「田中君」が田舎での就職ということに少しぐらっと来て帰省してみたら、知らないうちに父親が失業し、母親もパートに出ていて「大学を出たら自分の力で生きていけ」といわれるという話。地方では公務員にならなければ大卒の就職先などない、という断定で、実際こういう地域は多いだろうなあと思った。私の郷里ではIT関係のある程度大きな企業があるので就職先はないことはない、というかそれくらいしかいわゆる大企業はないのだけど、そういうものがないところ、また自動車産業が基幹産業の地域などは今は厳しいだろうと思う。「田中君」は、自分の考え方が甘かった、とつくづく反省し、就職するとは自己実現とかではなく、生きることそのものなのだ、という結論にたどり着く。まあこれはある種の言説に振り回されてきた若者にとっては重い言葉といえるだろうなあと思う。
ビッグコミックでは今回は「太陽の黙示録」だった。近未来の日本を舞台に、三国志的な展開をする話だが、劉備に当たる主人公が仁をなすかなさざるか、みたいな場面で難局を切り抜ける話。
モーニングでは目当ての諸星大二郎「西遊妖猿伝」。玄奘と孫悟空がようやく再会。二週間に一度しか掲載されないのに展開が悠揚迫らざるものなので読んだらすぐ次の回が読みたくなる。「ランドリオール」もそうだけれども。
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