ペーパー教習/魯山人/立花隆

Posted at 08/11/08

水木金と地元の教習所のペーパー教習に通ってきた。初日は場内、二日目は路上、三日目は路上とバックを使う方向転換、縦列駐車、車庫入れといったものを練習した。通う前に実家のすぐそばで車庫入れなどはやっておいてはいたのだけど、思ったよりスムーズにいろいろなことが思い出せた。教習員がみんな親切、というか私が習った東京の教習所と違い居丈高な人に全然当たらなかったので楽にやれたということもある。それとも今では15年前のような教習員はいなくなったのだろうか。私の通った東京の大規模な教習所は夏休みだったせいもあるが毎日わんわんと人がいて、学科の教習もいつも何十人も受けていた。この三日間通った教習所ではいつも多くて4~5人。オフシーズンということもあるけど学科の教室も10人入れるのかなという広さで、何だか何もかもが全然違う感じがした。だいたい場内で他の車と優先を考えなければならないことがあまりないのだから。ホームページで調べると、近くにある別の教習所がつい最近閉鎖になって、私の通ったところと合併したとのことだった。それでこの人数では、教習所も商売をいろいろ考えなければならなくなって、昔みたいなスタイルの教習のしかたは通用しなくなってきているのかもしれないなと思った。

今朝は一つ大きな懸案(別件)が終わり、一息ついている感じがある。

魯山人の世界 (とんぼの本)
梶川 芳友,吉田 耕三,井上 隆雄,林屋 晴三,小木 太法
新潮社

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梶川芳友他『魯山人の世界』(新潮社とんぼの本、1989)を読んでいる。「芸術は当意即妙の連続」という魯山人の言葉はそうだよなあと思う。

「用」=用いるとは、「美」を具体化していく創造の場、という言葉もよくわかる。食器に限定する限り、魯山人は日本陶芸史上最大のアーティストだ、という指摘があって、そうかもしれないと思う。私の乏しい食器の知識では日本料理の食器の用い方のいろいろなケースは『美味しんぼ』で知ったことが多いのだけど、そのほとんどはこの本を読んでみると魯山人の創作、魯山人の用い方、魯山人の作り出した食器の話が多いのだと気づいた。近代的な日本料理の食器とその用い方を勉強するには、魯山人から入るというのはかなり有効な方法なのではないかと思った。

売文生活 (ちくま新書)
日垣 隆
筑摩書房

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日垣隆『売文生活』(ちくま新書、2005)、現在151/266ページ。今までずっと漱石などの歴史的な原稿料についての記述が続いたが、今読んでいるのは筒井康隆や立花隆についての話。筒井の話も面白いが、立花隆の懐が案外苦しいというのはやはり意外だった。ある種のカリスマのある人でも、ずっと売れ続けるということは出来ないのだなと思う。秘書をひとことで解雇した件はこりゃちょっと社会人としてどうかなあと思ってしまうところはある。作家とはいえ、人を雇うというのは微妙なことだ。相手の生活のことがあるわけだから。

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