諸星大二郎『西遊妖猿伝』連載再開/本当にアヴァンギャルドな筒井康隆

Posted at 08/10/24

西遊妖猿伝 (巻之2) (アクション・コミックス)
諸星 大二郎
双葉社

このアイテムの詳細を見る

朝職場のゴミを捨てに行った帰りにローソンで『モーニング』を買う。諸星大二郎『西遊妖猿伝』の連載が、モーニング誌上で再開されたのだ!漫画アクションに始まり、コミックトムを経て、今度はモーニング。第一部大唐篇、第二部河西回廊篇と続き、11年の中断を経てついに第三部西域篇が始まった。もう二度と読めないと思っていた漫画が再開されるというのは胸躍る経験。モーニングでの連載もいつまで続くかわからないが、何とか第三部の終わりまでは連載してもらえないものか。天竺篇まで続けばもちろん言うことないんだけど。

モーニングを買うのは多分今世紀初めて?の気がする。以前は毎週買ってたころもあったのだが。秋月りすの「OL進化論」がまだ連載されていたのには少し驚いた。

中央公論 2008年 11月号 [雑誌]

中央公論新社

このアイテムの詳細を見る

今日は松本に操法を受けに出かけ、松本のヴィドフランスで昼食。考えごとをしながらパンを食べていたら電車の時間がぎりぎりになってしまった。地元の駅で降りてから駅前の書店で『中央公論』を買う。楊逸が、筒井康隆と対談している。筒井は楊逸を高く評価していて、筒井の言うことは面白いなと思う。筒井はやはり、本当に本質的にアヴァンギャルドなのだ。石原慎太郎や宮本輝のことを「彼らは保守的だから彼らの言うことを聞いていてはだめだ」なんて言い放てるのは今や筒井くらいかもしれないという気がした。『文学賞メッタ斬り』の豊崎由美なんかも楊逸に対する評価は低いけれども、彼女もある意味頭が硬いなと思っていたのだけど、筒井のいうことを読んでいるとやっぱり頭が硬いんだなと再確認した。筒井は楊逸の作品は四本とも読んでいるという。私も全部読んだが、その中で一番面白いのは『ワンちゃん』だという意見は私と同じだ。多分筒井と私の彼女の作品に対する評価のツボは似ている部分があるのだと思う。筒井の言っていることを読んでいると勇気付けられることが多い。

月別アーカイブ

Powered by Movable Type

Template by MTテンプレートDB

Supported by Movable Type入門

Title background photography
by Luke Peterson

スポンサードリンク













ブログパーツ
total
since 13/04/2009
today
yesterday