金本知憲『覚悟のすすめ』

Posted at 08/10/22

覚悟のすすめ (角川oneテーマ21 A 87) (角川oneテーマ21 A 87)
金本 知憲
角川グループパブリッシング

このアイテムの詳細を見る

昨日帰郷。丸の内丸善で金本知憲『覚悟のすすめ』(角川Oneテーマ21、2008)を買い、特急に乗る。車内で読了。

最初はこの本は買うつもりではなかったのだけど、立ち読みしてみたら思ったよりずっと面白そうだった。題名と金本という選手のイメージからもっと精神論じみたことが中心かと思っていたのだが、書いてあることは基本的には大体納得できる話だった。

怪我の功名。右手の親指をひねってしまったために親指を使わずに特打ちをやったら、スライスする打球を打てるようになった、とか。

よいと思ったことは何でも試してみる。常識だから、と言われているものの中にも疑ってみた方がよいこともある、とか。

2年後にプロにふさわしいレベルになるためにはどうしたらいいか。今出来ることを着実にやっておこう、と「覚悟を決める」、とか。そういう「覚悟」は実に合理的な話で、全くそのとおりだと思う。

覚悟を決めてやる中で、無理だと思ったことが案外出来たり、常識だと思ったことがもっとよい方法があったり、ということを見つけ出せることもあるということだ。覚悟を決めることによって一歩踏み出せる、と言い直してもいい。それならば十分納得できる。

そのほか内容的にも具体的な話がいろいろ出てきて、金本ファンのみならず広島ファン、阪神ファン、あるいは野球ファン全体に読み応えがあると言えると思う。

月別アーカイブ

Powered by Movable Type

Template by MTテンプレートDB

Supported by Movable Type入門

Title background photography
by Luke Peterson

スポンサードリンク













ブログパーツ
total
since 13/04/2009
today
yesterday