本降りになって出て行く雨宿り

Posted at 08/08/17

昨日。お盆休業中。暑い。昼過ぎに銀座に出かける。今にも降り出しそうな天気の中、教文館で本を物色していたら、ずぶぬれの女の人が入ってきて、あれあれ降り出した、と思った。かなり強い雨だった。

文藝春秋 2008年 09月号 [雑誌]

文藝春秋

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いろいろ考えたのだが、前作までずっと読んできているのに今回の芥川賞だけ読まないのはもったいないかもしれない、という気がして1階の雑誌売り場で文藝春秋を買った。楊逸『時が滲む朝』。表現がステロタイプだとか陳腐だとかいろいろ言われているが、そういうのは外国人が書いた日本語を日本文学の正統に繰り入れていこうとするならば、ある程度は仕方ないことなんだと思う。感じ方の違う民族の感覚を取り入れるということは、日本文学の活性化にとって悪いことではないとは思う。

4階に上ってカフェで外を見ながらお茶を飲み、金谷治『淮南子の思想』の続きを読む。窓の外ではみな傘をさしたり、慌てて走ったりしている。ずぶぬれの大名を見る炬燵かな。だんだんカフェが混んできて鬱陶しくなってきたので外に出る。もう止んだように見えたのだが、実はまだ結構降っていた。本降りになって出て行く雨宿り。

松屋の地下で夕飯の買い物をし、そのまま地下鉄に乗って帰宅。地元の駅で降りるとき、濡れて帰ることを覚悟したのだが、地上に出たら雨は降っていなかった。この雨も、やはりずいぶん局地的なものだったらしい。銀座と地元と、数キロしか離れていないのだが。

自分の中でいろいろとイメージを養っているのだが、ついついオリンピックを見てしまう。伊調千春選手の銀は残念だったが、最高の四年間を過ごせた、という彼女の言は嘘ではないのだろうと思う。吉田選手は連覇。すばらしい。三重県出身だったのか。中村選手の連続銅も快挙。ケイリンでも日本選手が初めてメダルを獲得した。

夜は野球を見たが、9回の守備の乱れで敗戦。和田の代え時も失敗だっただろう。これで二敗目。WBCのときのように、最後に勝てばいいので、気にせずまずは準決勝に進出してほしい。

今朝も6時前起床。天気が悪い。涼しい、というより寒いくらい。朝コンビニに出かけたら半袖では寒かった。今朝は熱帯夜ではなかったようだし、この暑さもそろそろ終わりということか。

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by Luke Peterson

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