日本橋から神保町まで歩く

Posted at 08/06/17

昨日。なんとなくパッとしないまま。お昼前に投稿原稿を持って郵便局に行き、銀行を回ってパンを買って帰る。いろいろやっていたら友人から電話が来て話す。女の人が籐の籠が好きだ、というような話。私は籐の製品というものは特に好きなわけではないが、確かに昔のアメリカ映画などで籐の鞄を持って草原でピクニックをするような光景は、お洒落だなとは思っていた。布を織ったりするのと、籐細工とでは同じ「萌え」を感じるという話だが、私にはよく分からないのでそういうものかと思って聞いていた。

夕方でかける。日本橋の山本山でお茶を買い、日本橋丸善を見て東京駅を横切って丸の内丸善へ。コミックのコーナーが2階に移り、その分文庫のコーナーががらんとしていてどうもなれない感じ。いつも定点的に行っている書店は配置が変わると自己認識にも影響を来たす。こっちの都合でやっているわけではないので仕方ないけど。『現代詩手帖』の6月号を買う。「新鋭特集」と銘打たれて若い詩人たちの作品がたくさん掲載されている。感じられるものもあればそうでないものもあり。2008年の詩たちと2008年の私の距離は、まだよくわからない。

現代詩手帖 2008年 06月号 [雑誌]

思潮社

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大手町を日比谷通りまで歩き、北に向かって写真を撮りながら歩く。会社帰りのサラリーマンで道は溢れている。この人たちとは明確に違う人生を選択したんだなと今更ながらに思う。神田橋を過ぎると日比谷通りは本郷通りと名前を変え、靖国通りを横切って新御茶ノ水の駅前を左に曲がってガイアへ。パンを二つとレトルトのカレーを買った。野菜カレーで350円だからいい値段だが、普通の砂糖の代わりにメープルシュガーを使うなど、工夫がされている。パンは町田のリトルトリーのくるみあんぱんと秩父のくろうさぎのぶどうパン。両方ともおいしかった。

神保町に出て小宮山書店で復刻版を買おうと思ったらもう閉まっていた。書泉グランデの地下でマンガを物色するが買わず、書泉ブックマートまで行って結局丸尾末広『パノラマ島奇譚』(エンターブレイン、2008)を買った。私は丸尾末広の読者ではないのだが、何か読もうと思っていろいろ比較した結果結局これに落ち着いた。帰りの電車で少し読んだが、相変わらずの丸尾なのだが、原作がある分、逸脱が少ない気がする。良し悪しではあるが。

パノラマ島綺譚 (BEAM COMIX)
江戸川 乱歩,丸尾 末広
エンターブレイン

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かなりたくさんの荷物を抱えて帰宅。地元の駅で降りて歩こうと思ったのだけど、目の前にバスが来たので乗ってしまった。夜は入沢康夫の本を抜書きし、遅くなったのできらきらアフロの松嶋尚美結婚報告を見て寝た。

朝は5時過ぎ起床。洗濯したり掃除したり。返却期限の本をリュックに入れて図書館に返しに行く。行って見ると敷地全体が閉まっていて、返却ポストが最初は分からなかったのだが、敷地をぐるっとわまって見たらポストが見つかり、返そうとしたら口から溢れるくらいの本が詰まっていてびっくりした。何冊か本を奥に押し込み、その上に本を返して蓋を閉める。返却ポストにこんなに本が溢れているのははじめて見た。


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by Luke Peterson

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