西洋美術館/詩集『蜂蜜壷』
Posted at 08/04/29 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
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昨日。朝、ローソンに『コミック乱』を買いに行く。ついでに小松菜を買う。コミック乱は充実していたが、特に印象に残ったのはとみ新蔵『柳生兵庫助』、巌流島の戦い。森本サンゴ『ジュゲム』も面白かった。後はみなもと太郎『風雲児たち 幕末篇』。井伊直弼の大老就任過程が今まで知らなかった本寿院(将軍家定生母)の自決未遂を含めて描かれていてなかなか面白い。多分定説とは言い切れないだろうが、一つの見方としては説得力がある。土曜日に『Cookie』を買ったのを忘れていた。最初は立ち読みで『NANA』だけ読んでしまおうと思ったのだが、読んでいるうちにやはり何度も読みたいなと思って買ってしまった。未来編の幅が広がりつつ、現代の話の展開もまた急で、興味が尽きない。単行本19巻が5月15日(木)に発売される。最近ずっと連載を読んでるから知らない話はないのだけど、楽しみ。
昼前に上野の西洋美術館に『ウルビーノのヴィーナス』を見に出かける。日比谷線で上野に出て、パンダ橋というのを渡って駅舎を越え、上野恩賜公園に入る。このコースは初めて歩いた。入場してみてわかったが(遅)、この展覧会は「古代、ルネサンス、そしてバロック初めに至るまでの、ヴィーナスを主題とする諸作品を展示」し、「ヴィーナスの神話が、いかに古代の芸術家の霊感を刺激したのか、そして古代文化が再生したルネサンスにおいて、どのようにヴィーナスの図像が復活、発展したのかを、約70点の絵画、彫刻、工芸品等によって辿」る、という趣旨のものだった。テレビの紹介などを見ている限りでは、ティツィアーノとかヴェネツィア派の作品をたくさん見られる物だと思ってしまっていたのだが。
目玉のティツィアーノは、どの角度から見てもこちらを見ているように見える、というのが面白かった。エロティッシズム満載。斜めから見ると短躯に見え、正面から見るのが一番スタイルがよく見える。大きい絵だし少し下がらないと全体が鑑賞できないのだが、細かいところを見たいと前に出ると人の邪魔になるし、しゃがんで上から見上げて見たりしたが、やはりこちらを見ていた。
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しかし、全体にやや不満。ヴィーナスとアドニス、パリスの審判といった有名な主題の絵がいくつか見られたのはよかったが、ヴィーナスの美を表した作品なら、もっとすごい野がいくらでもあるのに、という気がしたからかもしれない。見終わったあとついでに常設展も見にいったのだが、こちらのほうが強力な印象があった。今まで何の気なしに見ていたけど、非欧米世界でこれだけの作品をそろえることは実は非常に大変なことなのだということに今更ながら気がついたのだ。特別展の図録は買わなかったが、所蔵品(つまり常設展)の図録を買った。館長の青柳先生が「欧米の大規模な美術館と比較することはできませんが、中規模美術館としては西洋美術の流れをきちんとたどることのできる優れたコレクションを有していると館員一同考えています」と書いているけれども、全くその通りだと思った。中世、ルネサンス、バロック、ロココ、そして19世紀から20世紀。ルーブルやプラドにいったときの驚きや感動とは違うけれども、いつでも好きなときにこれだけのコレクションが見られるということは、やはりすごいことなのだと思った。
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アメ横に出て欲しかったトートバッグを買い、図録を突っ込んで不忍池のほうに歩いていたらツタヤがあったので入って『コミックゼロサム』を買う。「ランドリオール」は二本立て。イオンがスピンドルを倒す場面がいい。「拝み屋横丁」は新しいキャラクターが登場。また賑やかになりそうだ。池之端藪で「いそゆきそば」を手繰る。初めて食べたが、食感的にはシンプルなもりのほうがよかったなあと思った。興味深い食べ物ではあったが。
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午後は本を読んだりネットを見たり。夕方散歩に出かけ、地元の本屋を物色。またそのあたりを散歩したり。貸しビデオ屋でCDを二枚借りる。フジ子・へミング『こころの軌跡』と諏訪内晶子『Crystal』。こういう日本人スターの演奏家は実は今まで避けているところがあったのだけど、悪くないなと思った。特にフジ子・ヘミングはよかった。
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立ち読みしていたバルタザール・グラシアン『賢人の知恵』(ディスカヴァー、2006)が面白く、結局購入。人生訓物だが、内容も面白いけど、表現にポエジーを感じた。うまくその呼吸を体得すれば、自分の詩業にも生かせるのではないかと。特に、「人に好かれる唯一の方法は、感じよく話すことなのだ」という言葉はまさに真理だと思った。話し方が感じよい、と相手に感じさせれば、そこに好意が必ず生まれる。そのほかのことは二の次三の次だろう。
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夜、CDをカセットに録音しながら、久しぶりに長い詩を書いた。書いているときはこれが作品になるかどうかわからなかったが、今朝起きて読み直してみると作品になりそうなので、頑張って完成させてみた。せっかくなので朗読も試み、ずっと休止していた「らじろぐ」を復活させて、『蜂蜜壷』と改称し、自作詩の朗読をここで試みることにした。よろしければこちらをどうぞ。
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