バレエの基本と振付師の本/「セーターの色に合わせてみました」

Posted at 08/02/05

昨日。『テレプシコーラ』読み疲れの頭のまま出かける。久しぶりに少し離れた蕎麦屋で昼食。肉じゃが定食にしたらミニたぬきそばがついていた。たぬきってうまいなと久しぶりに思う。蕎麦屋をでるとコイン駐車場と公園の中を横切ると地下鉄の駅の入り口に一直線。地下鉄に乗って日本橋で乗り換えて銀座に出る。

銀座は久しぶりの晴れ。平日ということもあって人も少なく気持ちいい。『トゥオネラの白鳥』を聴きたいと思って山野楽器で探す。いろいろ比較検討してみた結果、『北欧音楽フェア2007』『シベリウス2007スペシャルアニバーサリーオファー』と書かれたシールが貼られた『カレワラにインスパイアされた音楽とアート』というCDを買った。フィンランドのCDらしくよくわからないが、カレワラをテーマにしたシベリウスの曲とガッレン=カレッラという画家の作品がコラボレートされている。

それからバレエの本が欲しいと思い教文館を探すが見つからず。旭屋書店まで行って、『新・クララのバレエレッスンDVDつき』(新書館、2005)というのを買った。

新・クララのバレエ・レッスンDVDつき―バー&センター・レッスン (クララの本)
牧 阿佐美
新書館

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少しぱらぱらと見るだけで、なるほどこんなふうになってるのかと思うことがたくさん。ドゥミプリエとかグランプリエとかそれ以前に足の位置のポジションとか、『テレプシコーラ』を読んでいるときには読み飛ばしていた部分がたくさん説明されていて、勉強になる。ていうか、この本を読んで勉強(とか復習とか)している女の子たちが凄くたくさんいるんだろうなと思うとやや気が遠くなる。

久しぶりに並木通りの地下の壱真珈琲店へ。ここはどうも地上げ屋?っぽいひと(そんな人たち今もいるのか?)が商談や作戦を練ってることがときどきあって、最近敬遠していた。昨日もやはり一組変なの(失礼)がいたけれども、途中でいなくなった。珈琲とキャラメルポワールを注文したら「セーターの色に合わせてみました」といって薄いモスグリーンの柄のお皿とティーカップで出してくれたので嬉しくなった。写真撮ってもよかったな。

しばらくゆっくりして伊東屋へ。原稿用紙を探してみる。原稿用紙がないと死ぬ。200字の縦書きの一番書きやすくて扱いやすいの、と探していたのだけど、いつも使っていたコクヨの製品が最近30円近く値上がりしたので困ったなと思った。伊東屋特撰原稿用紙というのを買ってみる。万年筆のインクを少し吸い過ぎるし、マス目が大きくて字がうまく収まらない感じはあるが、50枚で168円というのは魅力だな。量を使うようになるとやはり安いほうがありがたい。

外堀通りから東京国際フォーラムに出て中庭を歩く。まだ雪がたくさん残っているし、屋根の雪解け水があちこちから滴り落ちていて歩きにくい。東京駅の丸の内側に出ると、改修工事が本格化していて南口から中央口にかけては迂回路を歩かされた。北口はよく来るけど南口は久しぶりだったからちょっとびっくり。

オアゾの丸善でバレエの本を探す。やはりここにはかなり数がある。いろいろ考えて、ダンスマガジン編『コリオグラファーは語る』(新書館、1998)を買う。

コリオグラファーは語る (Performing Arts Books)

新書館

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三浦雅士が『テレプシコーラ』作中でも主人公・六花(ゆき)の偶像として出てくる振付師たち、ローラン・プティ、モーリス・ベジャール、ジョン・ノイマイヤー、イリ・キリアン、ウィリアム・フォーサイスにインタビューしたものをまとめたもの。三浦雅士って哲学者だと思っていたが、文芸評論家というのが正しいらしく、『ユリイカ』『現代思想』の編集長をやっていただけでなく、現在では『ダンスマガジン』の編集長もやっているのだそうだ。びっくり。

5人のコンテンポラリーの振付師たちの作品を、明確に見たと断言できるのはノイマイヤーの『マタイ受難曲』だけだ。あれは大枚払って見に行ったからよく覚えている。ベジャールなども何かで断片的には見たことがあるけど、ちゃんとステージはみていない。

この本はまだ読んでいない。しかしそれにしても、コンテンポラリーの最先端の振付師についての本とバレエの基本の本を同時に買っているところがどうも私らしいというかアンバランスで恥ずかしい。つまり、今バレエについていろいろなことを猛烈に知りたくなっている、ということだと言っていいわけだ。

大手町から地元の駅に戻り、団地の中を歩いて帰宅したら、子どもたちが凍りかけの、あるいは融けかけの雪で雪のぶつけ合い(あれは雪合戦というほどのものじゃない)をしていた。

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by Luke Peterson

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