「ばあさん芸者にモテること」と「自称オタクの皆さん」

Posted at 07/06/14 Comment(0)» Trackback(0)»

麻生太郎『とてつもない日本』読了。

とてつもない日本

新潮社

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基本的に、読み終えても昨日書いた感想とあまり違うことはない。

一つ面白いなと思ったのは、麻生は昔、特技はと聞かれて、「ばあさん芸者にモテること」と答えていたのだと言う。質問に対するひねり方としてはエスプリを感じさせるが、しかしこれをきいて喜ぶ層はいかにも土建屋筋の人たちであることは確かだろう。

それが前回の総裁選のとき、秋葉原で「自称オタクの皆さん!」と呼びかけたら、ネットの人気投票では安倍首相を凌駕して、圧倒的に第一位に上り詰めた。

この経験は麻生自身にとっても新鮮だったらしく、「今まで気がつかなかった自分」に気がつき、「今まで気が付かなかった若者の力」に気が付いて、それがこの本を出版する原動力になったのだと言う。

昨日も書いたように麻生は知的でビジョンを出せる政治家で、人々に呼びかける力を持つ「グレート・コミュニケーター」であるが、この例を見るとさらに状況の変化に合わせて訴え方を変えていく、柔軟なスマートさをも兼ね備えていることがわかる。

日本の政治家としてはアウトローではあるが、このキャラクターはなかなか捨てがたいものがある。本流は安倍だと私はいまだに思うけれども、麻生にも政権を取らせて見たいなあとは思うようになった。

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