自分のウェブ活動を見直す/眼精疲労/『WEBデザインノート』に感動する

Posted at 07/03/26

昨日。ここのところ朝起きても疲れが残っていることが多くて、昨日もだいぶ残っていたのだが、午前中はだいたいネット関係の作業。お昼頃友人に電話し、少し長電話。なんていうか、ちょっと鬱屈したものが自分の中にあることが分かった。まあそれはそれとして。

夕方出かける。地元の書店で『銀のアンカー』の単行本が出ていたので買う。これはスーパージャンプに連載されてた経済漫画というか就活漫画。就職活動がテーマのマンガが描かれるということは、スーパージャンプという雑誌自体が20代前半、大学3年くらいをターゲットにした雑誌だということなのかな。それが自分のセンスにあう作品が多いということは、プラスに考えるべきか否か。

銀のアンカー 1 (1)

集英社

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大手町に出て丸善で本を物色。いろいろ探したが、結局筒井康隆『短篇小説講義』(岩波新書、1990)を買う。まだ読んでいないが、取り上げられているのはディケンズ、ホフマン、ビアス、トウェイン、ゴーリキー、マン、モームといったビッグネームの作品。筒井がこれを書いたのは『文学部唯野教授』とか『夜のガスパール』とか文学づいていた頃のようだ。今読んでどんな印象を受けるのかはよくわからないが、ちょっと楽しみ。

短篇小説講義

岩波書店

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日本橋で夕食の買い物をし、夜は帰ってきてまたネットの作業など。自分が一体いくつのウェブサイトをやっているのかちょっと整理してみようと思い、リストにしてみたら、ここにリンクしているものとここで5つ、リンクしていないものを含めると9つのサイトやブログをやっていることがわかった(分かった、というのも変な話だが)。どれもそれなりの必然性が自分にあって始めたものなわけだけど、サイトの性格がかぶっていたり、ないしは自分のやりたいことがカバーしきれていなかったりすることが分かってきたので、一部再編することにした。

このブログは基本的に読書生活とか日常のこまごましたことなどを書いていて、つまり書くことによって何かインスピレーションが生まれたりすることも含めて自分の役に立っているのだけど、それによってもちろんある傾向が自然に生まれる。わたしの中にはでもそれだけではフォローできない部分もあって、でもここに書くと全体的な調和が崩れてしまうもの、というのもある。上に書いたようなことが目的で、それをたくさん読みに来ていただいているということはありがたいことなので、あまり調和を崩すことも自分自身の気持ちにとっても得策ではないなと思う。

それで、ここに書きにくいことに関しては別のところでやることにした。『朱鷺のカジュアルライフ』というブログでは主にサイト作りやアフィリエイトに関して考えたり思ったりしたことについて書いていこうと思う。お金の絡むことと日常生活や精神生活に関することは分けておくのがお互いを侵食しないことだろう。ただ、そういうことでももちろん自分にとっては大きな印象があったりどこかに書きたいことはある。『朱鷺の……』はある意味、わたしの違う側面(しかも自分でもよく判っていない面)が割と明瞭に表れるかもしれないという気はする。もうひとつ、『さざなみブログ』では主にファッションのことについて。あまり詳しくはないのだけど、少し書き始めてみたらとても面白いと思う。頓珍漢なことを書いたり人から見たらどうかなと思うものをお勧めにしたりするかもしれないが、これは自分が興味を持ってやれそうな感じがするので、ちょっと力を入れてみたいと思っている。

そのほかにも実はまだいろいろあるのだが、まあそれはまた追々。夜は12時過ぎに就寝。

朝は7時前に起床。いろいろ考え事をする。疲れが溜まっていたり自分の中にずいぶん大きな不安のようなものが広がっていたりして、どうすればよいのか、と思ったが、体調を細かくチェックしていくうち、どうも目の疲れが腰の疲れにつながり、それが首から全身にひどく疲れた感じを広げているのだということが分かってきた。眼精疲労、というけれど、眼精、つまり「目の力」というのは実は体に重大な影響を及ぼすという気がする。(何か根拠があっていっているわけではないのだけど)目をちゃんと休めて、「目の力」を全力で発揮することが自分自身にとっては重要だという気がする。できれば眼鏡をかけないで済むようになれればいいのだけど。どうしてもネット作業が長いから、適度に休めて目の運動をしないといけないと思う。

10時頃でかけて銀行を回る。ふしぎなことに、今日はどこの銀行もずいぶん空いていた。そのまま日本橋に出かける。丸善日本橋店に行くのは二度目。いろいろ探して、『WEBデザインノート』という雑誌を買った。この本が実にアタリ。とても面白かった。

webdn.jpg

丸善の3階の喫茶室で桜モンブランを食べながらパラパラッと見たが、冒頭に出てくる二人のクリエイター、内山光司(GT INC)と高草木博純の話しか読んでいないのに、何回感動させられたか。内山は1961年生まれだから私よりひとつ上だが、草創期からウェブのデザインに関わり、今でも「ここ数年の若手の中で僕が驚くような人には出会っていない気がする」と言い切れるところがすげえなあと思う。ネットは若い人の独壇場だ、というのが既に固定観念なんだなと思う。

高草木は井上雄彦の「スラムダンク1億冊突破感謝プロジェクト」(注・pdfです)を手がけたのだという。知らなかったが、井上が印税の一部で「スラムダンク奨学金」を設立したという話には感動した。自分が成功することで獲得したものをこういう形で社会と読者へ還元するというのは本当に素晴らしいことだと思う。

またベネッセの『こどもちゃれんじ1stバースデーパーティー』を仕掛けたのも高草気なのだという。これも知らなかったが、今や日本の新生児の5パーセントがこれに参加しているのだという。これはもともと個人情報保護法でDM発送を中止したベネッセが合意ベースのコミュニケーションの拡大の手段としてはじめたものだそうだが、それにしても5パーセントだよ。

丸善を出て郵便局によって東京駅でスイカをチャージして八重洲口から出てきたらキャンペーンで新しい十六茶を配っていてもらった。山本山によってお茶を物色するがどうも変に気が大きくなっていたらしく、120g1575円の宇治茶の新茶を買ってしまった。まあおいしそうだからいいか。

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