檻の中で猛獣を飼いならそうとしている人たち/カバヤのカバは長寿日本一のカバ

Posted at 07/02/07

昨日。午前中こまごましたことを片付けてから家を出、郵便物を投函し、地下鉄で大手町に出て切符を取り、お弁当を買って電車に乗る。ああお弁当の名を忘れてしまった、なんか新潟の弁当だったが。たらこがいくつも入っていたことはよく覚えているのだが。こりゃ一種の便乗商品なのかな、それとももともとなんだろうか、とちょっと思ったがまあ美味しかったからどっちでもいい。

特急の中でクー『「陰」と「陽」の経済学』を読みつづける。昨日読んだところはマネタリスト批判という感じ。まあ歴史理論もなかなかいつも論争の的であるように、経済理論というのも論争が活発なんだなと思うし、まだその程度のことしかわかっていないんだと新鮮な驚きもある。経済というものの状態は確かに常に変化しているし、新たな現象が起こればそれにあわせてまた理論を構築しなければならないわけで、資本主義が起こってからもまだ200年くらい、大衆化やグローバル化が起こってからはまだそう日数が経っていないわけで、わからないことが多いのもまあ当たり前なんだろう。刻々と変化しつつある経済という化け物をいかに飼い馴らすかということが経済学の目標なんだろうけど、テキもそう簡単に飼い馴らされるものではない、ということらしい。猛獣の檻の中で何とかけだものを飼いならそうとしている政策担当者たちに檻の外であれこれ言っている人たち、が経済学者だという感があるが、その人たちもときどきは檻の中に入る破目になるわけで、まあ噛まれたりしてけっこう大変ではある。でもまあ面白そうではあるけれど。

「陰」と「陽」の経済学―我々はどのような不況と戦ってきたのか

東洋経済新報社

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不動産価格の決定にかかるDCF(収益還元価格)法の説明がなるほどと思ったが、これは『金持ち父さん』の説明の方が実際的な感じがした。学者と実業家の違いか。ただこの本のほうが全体が見通せた感じになる。それが学問の力ではある。逆にいえば全体が見通せないなら、学問なんて存在価値がないんだよな。

政府の財政出動に関して、ケインズ説が強調するのは財政出動による総需要の喚起にあるわけだけど、クーがいうのはそれだけではなく、資金の「最後の借り手」としての、デフレスパイラルを最後に食い止める「堤防」としての政府の役割というところを強調している。総需要の喚起のための財政出動は当然財政赤字を大幅に拡大させるわけで、そこがケインズ説の弱点であり、マネタリストの批判を招く大きな原因であったわけだけど、クーは財政出動に「信用創造の最後の護持者」としての役割を再評価しているわけだ。これはなるほどと思うし、理論的にも興奮を覚えるところではないかと思うのだがどうなんですか。

経済学も読み疲れてYOUCHAN『こんなサイトはいかがでしょう』を読み始める。うーん、なんだかいい本だな。「モンドミュージックのサイト」の紹介で、モンドとは何かというと、ムードミュージックとかノベルティソングなど、「今まで音楽を語る上で無視されてきたいかがわしいB級音楽」なのだそうだ。なんだか楽しそう。

こんなサイトはいかがでしょう

ソフトバンク クリエイティブ

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カバヤ食品のサイトのレポートが感動的。カバヤってほんとうにカバなんだな。終戦直後、甘いものに餓えた子供たちにお菓子を食べてもらおうと平和の象徴としてカバが選ばれ、カバの形をした宣伝カーや、ほんもののカバの「カバ子」を乗せた水槽トラックが全国を巡回したのだという。そして驚くことに現在でもこのカバは健在で、いしかわ動物園に「長寿日本一のカバ『デカ』ばあちゃん」として健在なのだという。発想は発想だが、そこにカバを選ぶというのが偉いし感動がある。そのカバが長生きをしているということがなんとも嬉しい。バカカバチンドンヤ、とかいわれてもカバは偉い。

そのほかビジュアル系に魅力的なサイトをビジュアル的にマンガで紹介しているのが面白いという感じだな。サイトというのはどうしても文字系に偏ってしまうけれども、逆にそれだけにビジュアルの持つ力は大きい。きちんと工夫されてきれいな仕事が施されているサイトはそれだけでやっぱりいいなと思う。

夜の仕事はあまり忙しくなく。合間に他の仕事を片付けつつ。夕食、入浴、就寝。昨日は全国的に暖かかったようだけど、それでも信州は東京とは違う。

朝も布団の中で目が覚めたがやはり寒さを感じる。しかしそれくらいのほうが「起きるぞ!」という意志を必要とし、それが誘発されるという点で意味があるのかもしれないと思う。そんなことを考え始めたせいか、ウェブの本質とは何かとかセールスと教育の共通性は、というようなことを考え初めてちょっと面白かった。その内容についてはもっとまとまってからね。

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by Luke Peterson

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