アクアスキュータム/モデラート・カンタービレ/ポルトガル人のかっこよさ

Posted at 06/07/02

寝不足なのと暑いのとで体調が奇妙な感じになっていて、困る。頭の動きもあまりまともでない感じ。6月まではこういうふうにやろう、というのが自分の中でわりあいはっきりあったのが、7月になってどうして行けばいいのか自分の中で方針がはっきりしなくなってしまった感じがある。やりたいことやらなければならないことやってみたいことはたくさんあるのだが、その優先順位をどうしたらいいのかどうつけたらいいのかが見失われているという感じなのだ。日課にしていることの優先順位も見直したほうがいいという気がしているのだけど、どうもうまく行かない。突発的に行動してみても、手ごたえがない。

昨日は日が落ち始めてから出かける。オアゾの地下で鞄のセールをやっていて、ひとつ買いたいと思っていたのだ。昔は結構鞄のマニアだったなということを思い出す。いや、安いものばかりだが。今回買うのも1万円台だからろくなものでもないが、いちおう牛革のものをと思って買いに行ったのだが。

茶色系のものにしようと思い、いくつか見比べてみて、一つの鞄を開けると裏側がチェックの気のきいた布地になっているのを見つける。メーカーを見るとアクアスキュータムである。やられた。革を見ると天然素材ではない。しまった、狙いに外れたものを気に入ってしまった。ためつすがめつしてみるが、やはりこれがいい。収容量もあまり多くないし十分な要求を満たすものではないのだが、こういうものには弱い。結局買ってしまった。あああ。

その後丸善の文庫本のところへ。デュラス『愛人(ラマン)』は持っていてもいいなと思い、手に取る。隣の『モデラート・カンタービレ』(河出文庫、1985)を手に取ると、ひきつけられた。結局二冊買う。買ったとき、「5l」(ファイブエル、ライフエンタテイメント)という雑誌がただでついてきたが、荒木経惟の特集だった。前号は矢沢永吉だったな。ただ雑誌が大流行だが、これが一番上等ではないかという気がする。

モデラート・カンタービレ

河出書房新社

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サッカーは見なかったが、朝起きたらフランス・ブラジル戦のハイライトをやっていてみてしまう。ロスタイムでロナウジーニョがファウルを取られたところをみた。アレはちょっとフランス有利な判定だったな。まあしかしこれがヨーロッパ大陸で開催されるということなのだろうと思う。イングランド・ポルトガル戦も見るが、ベッカムの負傷、ルーニーの退場が痛かった。そのシーンを見ていたが、あの退場はやむをえないだろうという気がした。ポルトガルのフェリペ監督がハゲ頭を真っ赤にして興奮しているのが凄かった。ポルトガル人があんなに真剣に何かをやっているのをみたのは初めてなのだが、独特のかっこよさがある。あれはラテンでもゲルマンでもない、アラブでもアジアでもないなにかだ。ケルトかなという気もしたが、よくわからない。ルシタニアなのだ。タブッキの『逆さまゲーム』(白水Uブックス、1998)を思い出した。まだ読みかけだ。

逆さまゲーム

白水社

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夏はさまざまなものが繁茂するが、自分の中のイメージも何か際限なくいろいろなものが繁茂してしまい、庭園がどこにあるのか分からなくなってしまう。しばらく、必要なのは草刈りなのかもしれない。

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