リトアニア/古代からの格闘技と古代からの民族

Posted at 06/03/27

昨日は夕方遅くなってから神田にでかける。本を物色するも、あまり食手の伸びるもの無し。東欧史の本を読んで、リトアニアが14世紀までキリスト教を受け入れなかったと言う話にへえと思う。ドイツ騎士団の攻勢はモンゴルの襲来並みだったというが、リトアニアはカトリック・オーソドックス双方に改宗をちらつかせつつ民族を糾合して粘り抜いたのだと言う。カトリック改宗後はポーランドと連合王国を形成してベラルーシ・ウクライナに広大な領土をもったわけだし、現在の小国もモスクワとためを張っていた存在だったのだと言う。東欧史、特にこのあたりはあまり詳しくない、大体ソ連があった時代は日本の研究もかなり腰が引けていたのだろうとも思われるし、これからの分野なのだろうなと思う。

リトアニア語はバルト語に分類されるが、インド・ヨーロッパ語族の祖語に最も近い古形を保っていると木村彰一が書いていた。キリスト教を受け入れるのが最も遅かったと言うこともあり、神話も古い形を保っているのだと言う。歴史時代以前の霧の中の古代民族の形がほの見えるのは興味深い話だ。

そういえばバルトという関取が十両で全勝優勝したらしいが、彼はエストニア出身だった。エストニアはフィン・ウゴル語族でアジア系の言語だ。まあ良く分からないが古代民族が古代からの格闘技である相撲にダブって見えてきて面白い。

本は結局SAPIOの新号しか買わなかったが、ボンディでカレーを食べて帰った。帰りにコロナを買うがなかなか一本飲めず。やはり疲れが出てきて早い時間に就寝。

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