ぎっくり腰その後/注釈の重要性/シャロン首相重態

Posted at 06/01/05

時事ネタを書かないとアクセスが伸びない、ということは私にとって何を意味しているか。(笑)

『文豪の古典力』は読了。私も古典教養は不足していることは強く自覚している。意識して読まないといけない。

ぎっくり腰だが、昨日受けた操法のおかげで、だいぶ良くなった。昨日は腰が曲げられずお辞儀が出来ない状態だったが、今朝は何とか曲がるようになってきた。しかしまだ腰が痛いことに変わりはない。以前いためたときは1週間以上ほとんど寝たきりだったから、それに比べれば受けた直後に立てるようになった野口整体の操法の力はすごいものだと思う。以前は1週間以上たってから紹介されたカイロプラクティクに行って、これも劇的に回復したのだが、ぎっくり腰は極めて急性の症状であるだけに、回復もまた目覚しいのだろうなと思った。それにしても、もうやりたくないものではある。

と思っていたら、イスラエルのシャロン首相が重態。評価はまちまちだろうが、イスラエルでは圧倒的にガザ撤退は支持されていたようだ。それだけに今後の展開はずいぶん不透明になった。まだこの件に関しての論評がでていないので世界がこれをどのように受けとめるかは注視しなければならないと思う。

ヘルマン・ヘッセ『庭仕事の愉しみ』と河野一郎『誤訳をしないための翻訳英和辞典』のどちらを読もうかと思ったが、後者に目を通している。the weekend beforeをある大学用テキストの注釈では「週末の前に」と訳してあるのだそうだ。語学テキストの注釈は、私などが高校・大学のころもずいぶん悩まされたものだが、一応注釈どおりに訳しておくのが安全と考えて深く追究しなかった覚えがある。今でも語学に自信のない学生は注釈に惑わされているのだろうなと思う。『文豪の古典力』によると与謝野晶子の訳出した『新新訳源氏物語』も注釈の良くないものを参考にしたために誤訳が山のようにあるらしいから、注釈というのは重要だ。というか、素人に取っては注釈が間違っているというのは致命的だ。しっかりしていただきたいものだと思う。

そういえば晶子は源氏物語の「草子地」という特徴的な文体を理解していなかったのではないか、ということも『文豪の古典力』には書いてあったが、私もきちんと認識していなかった。フィクションと評論の境目のような虚実皮膜の部分が源氏にはあるとは思っていたが、構造それ自体にもそういう部分があるということか。

徒然な文体になった。

ランキングに参加しています。よろしければクリックをお願いします。
人気blogランキングへ

月別アーカイブ

Powered by Movable Type

Template by MTテンプレートDB

Supported by Movable Type入門

Title background photography
by Luke Peterson

スポンサードリンク













ブログパーツ
total
since 13/04/2009
today
yesterday