『西太后』/立川談志の杉村太蔵評/嵐の海に笹の舟
Posted at 05/09/24 PermaLink» Comment(0)» Trackback(0)»
昨日はちょっと疲れが出ていて睡眠時間も長くなった。しかし、東京でこれだけゆっくり眠れるようになったということは、だいぶ涼しくなったということだ。今日日中の最高気温は24度だということだったし、ようやく秋が東京にも来たということかもしれない。暑さ寒さも彼岸まで。これから寒い季節かと思うと、それもまたちょっと淋しいものもある。
昨日夕刻神保町に出かける。いつも千代田線で新御茶ノ水で降り、総評会館の出口のところからエレベーターで地上に出、自然食品の店「ガイア」の前を通って餃子屋の角を左に曲がり、ビクトリアのところで交差点を渡ってはす向かいの書泉ブックマートと三省堂に行く。ブックマートではこれというものはなく、三省堂で加藤徹『西太后』(中公新書、2005)を買う。まだ読みかけだが、1861年から1908年まで47年間も実権を握り続けた例はほかにない、という指摘になるほどと思う。まあヴィクトリア女王はもっと長いが、イギリスのような立憲君主制と単純な比較が出来ないことは確かだ。北京に留学しつつ中共の国定史観とは違う見方で近代史を見直すというのは凄いことだなと思う。まだ少ししか読んでいないが、楽しみだ。
今朝も寝坊。仕事を少しずつ片付け、一方で本屋と図書館を梯子して、ビッグコミックと岡田英弘『だれが中国をつくったか』(PHP新書,2005)を買い、古田博司『東アジア・イデオロギーを超えて』(新書館、2003)を借りる。ここニ、三日にやるべきことが集中、これらの本もさっさと読まなければ。『韓国は一個の哲学である』も読まなければいけないし、そのほかも山積み。日記を書いている暇などない?いや、これは気合を自分に入れるための呪い。
西友で昼ごはんを買ってきて先週見損なった『談志・陳平の言いたい放題』を見る。立川談志があの杉村太蔵議員を「おもしれえやつ」「正直だ」「俺と通じるところがある」などと評価していて面白かった。いろいろ言っても、これは実際のところ「庶民」の意見かもしれない。あの底の抜けたようなキャラの魅力というのは永田町にこれまでなかったことは確かだ。役に立つかどうかは分からないが、どっちみちだれが役に立っているのかさえよくわからねえ、という乱暴なことを考えれば、立ち食いそばを食っている契約社員の彼はまさにフリーター・ニート・2ちゃんねらー代表という感じである一定の人々の支持はともかく代表はしているかもしれない。しかしまああまりにも未知数なので、とりあえずくさして置けば安全かも、というコメントにテレビなどはなっているのだろう。まあしかし、こいつ(呼ばわりだが)を日朝協議などに連れて行ったら大変なことになるのは確かだろうとは思う。真っ先に美女軍団の餌食かもしれん。抜き差しならない国益の絡んだ外交交渉に出られるようになるのはまだずっと先ではあろう。
しかしおそらく、マスコミの意図とは違い、あるいは自民党本部の意図とも違い、この人の人気はかなり一人歩きしている感じがする。一体どういうことになってしまうのか、本人もまさに嵐の海に笹の舟で乗り出したような心地に違いない。まあ、人のことなど心配している余裕が私にあるわけではないが。
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