『美輪明宏のおしゃれ大図鑑』/『王様の仕立て屋』

Posted at 05/08/28 Comment(0)» Trackback(0)»

午後から神保町に出かけ、本を物色。東京堂ふくろう店で『美輪明宏のおしゃれ大図鑑』(集英社)を買い、書泉ブックマートで大河原遁『王様の仕立て屋』7巻(集英社)を買う。

『おしゃれ大図鑑』は中原淳一、アールデコ、美しい日本語、色使い、竹久夢二、高畠華宵、内藤ルネ、寺山修司、フジ子・へミング、バロン薩摩、古きよき日本映画、新庄やイチローの美学、椿姫、歌舞伎、エディット・ピアフと、美輪氏が影響を受け、あるいは与えてきた人々、また素晴らしいと感じている人たちについて非常に広範に語り、また絵や写真をふんだんに紹介していて非常に読みごたえ、見ごたえのある一冊になっている。美輪氏は今年70歳だが、70になったときにこれだけ絢爛たるものを提示できる人生と言うのは凄いものだと思う。私自身が芸術的に、あるいは人生の上で影響を受けたものを一覧にしたらどんな感じにあるだろうか。美輪氏ほどではないにしても、それなりに絢爛たるものに(自分にとっては、だが)なるだろうなとは思う。こういうものがあると楽しいし、勉強になる。

『王様の仕立て屋』ははじめて読むマンガで、アニメオタク的な描写が拒絶反応を引き起こしたが、ストーリー的にはなるほどと思ったり何より洋服や靴に関する知識が知らないことが多くて読んでいてためになる。アニメオタク的な、無意味に肌の露出が多い若い女性の描写とか、変なフォントでまくし立てる吹き出しの多さとか、ボケがぼけた時の巨大な水玉の汗をかいたり目が線になったりする描写はどうも嫌悪感が先に立っていけないが、これも考えてみたらギャグの場面になるとヒョウタンツギが出てきたりする手塚治虫の作法のひとつのヴァリアントと考えれば考えられなくもない。ただ、アニメオタク系の作家がみんな同じような描写をすることがどうかなと思うのだが、それもまあひとつの『族』になってしまっているのかもしれないな。あまりそういうものに近づきたくはないのだが、読みたくなくても面白ければやっぱり読むのだろう。ああ鶴亀鶴亀。

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