アート・裸体表現・巫女文化など/豊作らしき2023年秋アニメ

Posted at 23/09/23

9月23日(土・秋分の日)曇り

昨日は夜中に雨が降ったようなのだけど、そのせいかだいぶ気温が下がっていて、さっき確かめたら18度だった。今日はお彼岸の中日。いろいろまだやることがあるのでお墓参りは明日にしようと思うのだが、少し様子だけ見てこようかとも思う。

昨日は朝早くから母を連れて松本の病院に検査に出かけ、10時過ぎに終わったのだが戻ってきていろいろやっていたら帰宅したのはやはり1時ごろになり、まあいろいろ大変だった。物事の回転が大変なときに、「正常なルート」に戻すだけならいいのだけどもう少し新しい展開を加えていかないといけなくなると、自分に基本的な元気が必要だなと思う。

コロナ前から自分の元気が減退しているなという感じがずっとあって、コロナ中もずっとそういう感じだったのだが、最近ようやく元気のようなものは出てきていて、新しいことに目が向くようになってきている。ただそれをうまく軌道に乗せるのはなかなか大変で、何が新しい活動の芽になり得るのかなど、そういう感覚みたいなのがもう一つ掴めていない感じなのがもう一つだなという感じがある。

本を読んだり書いたりすることでもベンヤミンの読解という方向性はとりあえずここまでにしてちょっと違う方向と考えて最近買った本をいくつか読み始めてみたが、前崎信也「アートがわかると世の中が見えてくる」が一番面白いので読んでいる。今2章まで読んだので79/207。最初の方は「美術はお金持ちのために作られた」とか「考えてみれば当たり前なんだけど学校とかでは教えないこと」みたいな話から始まっていて、こういうところは自分なら違う話の振り方をするなと思うのだが、日本人が中国文化に憧れてきたことや、福沢諭吉が中国が半植民地化していく状況を見て、「日本は中国とは違う国である」ということをアピールするために「日本文化を守る」ということを考え、しかし西欧化を進める文部官僚にはそれはできないから皇室にその役目を負ってもらうしかない、だから「帝室論」なのだ、という話は今回ちゃんと読んでようやく意味がわかった。

もう一つの発見は江戸時代の神社神道には民間信仰も含めて神がかり系の巫女文化があり、それが国家神道編制の過程の中で神道から排除されていったということ。これは言われてみれば当たり前、というかどうしてそのことを忘れていたんだろうと思うようなことなのだが、近代国家の柱たる国家神道に「そういう前近代的なもの」は必要ない、排除すべきだという論理が、自分の中ですらある程度内面化してしまっていたんだろうなと思う。

ということでこの辺の分野は全然詳しくないのだが、巫女と言っても大きく分けて神社に属する巫(かんなぎ:神と交信ないし依り代となって神の言葉を伝える)と民間の口寄せ(神や霊を自分に憑依させて言葉を語らせる)の二つがあると。違いがよくわからないが所属の問題なのか、神だけでなく死者とか幅広く霊の言葉を聞くのが口寄せなのか。これは琉球のノロとユタの違いとかと同じなのだろうか。この辺は研究不足だなと我ながら思う。

まあ明治政府が頑張って「日本は中国とは違う」ということを発信したのに、現代になって中国人と一緒くたにされて「アジア人」扱いされてるのは、またそれに甘んじているのは冗談じゃないとは思う。それもまた近年中国や韓国が台頭してきたためでもあるので、日本は日本として頑張らないといけないと思う。

あと文化的なことで言えば、もともと日本人は肌をさらすことにおおらかな文化だったことは昔のことを知ってる人には当たり前のことなのだが、ヴィクトリア朝的な禁欲文化の西欧に野蛮と思われないためにそれを禁止していったのが、今のフェミ二ストの人などはそれを内面化してしまってキーキー怒るようになったのは全く滑稽なのだが、つまりフェミニストは基本的に欧化主義者であり、反多様性論者であり、オリエンタリスとであると考えて良いのだろうと思う。

つまりこういう方向性の人はフェミニストに限らずいると思うが、特にフェミニズムやLGBT運動などはオリエンタリズムを内面化している。

特にキリスト教超保守派と結びついたフェミニズムの流行とともに世界的な裸体表現の禁欲化が再び進行しているが、「世界基準での裸体表現・幼児性愛表現規制」とか言っている人たちはまたオリエンタリストになってるというべきだろう。

こういう規制主義者が多様性とかいうのが全然理解できないのだが、真の多様性というのは日本文化の伝統もまた認めることだろうと思う。多様性を主張する人たちが保守の考えだけは認めない、というのがどうにもおかしな話だと思う。

ちょっと話に取り留めがなくなった。

***

そろそろ秋アニメの録画を考える時期になったので、録りたいものに何があるかリストアップしてみたら、この秋はかなり豊作だということがわかった。全部自分が単行本を買っている作品だが、9作品ある。夏アニメから放映を継続していく作品もありそうなので、いろいろ忙しくなりそうな感じがある。とりあえずリストだけあげておくと、

少年ジャンプ連載作品
・アンデッドアンラック
・Dr.Stone

少年マガジン連載作品
・彼女もカノジョ 2期
・東京卍リベンジャーズ 天竺編

ヤングジャンプ連載作品
・君のことが大大大大大好きな100人の彼女

ビッグガンガン連載作品
・薬屋のひとりごと

別冊マガジン連載作品
・進撃の巨人 完結編(単独放送)

ジャンププラス連載作品
・SPYxFAMILY 2期

コミックガーデン連載作品
・魔法使いの嫁 2期後半

と幅広い。そのうち4作はすでに連載が終わっているもので、しかし人によってはアニメで初めてこの作品に触れた、という人もいるものだから、いろいろ話題になっていくのかもしれない。

しかし、昨年は「ぼっち・ざ・ろっく」とか「お兄ちゃんはおしまい!」とか後になってみればよかったみたいな作品が結構あったので、アンテナは張っておきたいなと思う。

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