「絵を買う」ということ/「キングダム」760話「変わらないもの」を読んだ:主人公・信の人間観と韓非子招聘

Posted at 23/06/08

6月8日(木)曇り

天気がいいのか悪いのかよくわからない感じが続いている。自分も忙しいのだけれどもふと気を抜ける時があったり、忙しいのは確かだが自分がコントロールできない忙しさでもない気もするが、急に下痢を起こしたり身体的な反応もあって、自分の状態がよくわからない感じもある。今日は午前中整体に行くので良い方向へ行くと良いなと思う。

「現代アート投資の教科書」はプライマリ・マーケットとセカンダリ・マーケットの話。私も時々絵は買うのだけど、大体は作家本人か画廊の個展で買うことがほとんどだから、プライマリ・マーケットしか買ったことはないということなのだなと思う。セカンダリ・マーケットの一番重要なのはオークションのようだが、オークションにかかるような作品を買ったことはないのでその辺はまだわからない。私が持っている作家の絵が評価されるようになれば良いとは思うのだが、この本に書いてあるような目で絵を見たことがなかったので今度買うときは考えてみたいなと思った。

昨日はいろいろと新しいことに手をつけていて、いろいろ考えることがあったせいか11時半頃に寝たのに朝早く3時ごろに目が覚めてしまって、二度寝してみたがあまりすんなりは寝られなかったのだけど、気がついたら4時半だったので少しは眠れたのだろうなと思う。朝起きていろいろして入浴して資源ゴミを出しに行ったりし、ヤンジャンと卵と牛乳トラップをセブンで買って戻ってきた。

「キングダム」、最近ヤンジャンアプリを見ているとコメントでかなり酷評されていることがあり、ただ今週の「第760話 変わらないもの」は主人公の信が自分の人間観を披露し、「人間の本質は命の火と思いの火だ」と語っていて面白いと思ったので、今週はどう言われているだろうと思ってさらに課金してアプリの最新話も見たのだが、今週のコメント欄は「神回」とかその語りを称賛しているものが多くて、やはりそうだよなあと思った。

信は姓を与えられて今は李信と名乗っているが、将軍になった彼が韓の王宮で韓非子と問答を行い、韓非子に秦に行くことを同意させるという展開は、流石に史実ではないにしても歴史の流れをうまく利用するのが相変わらず作者さんは上手いなと思った。

私が「キングダム」で一番好きなのが合従軍との戦いのオーラス、蕞(さい)の攻防戦に信たちだけでなく秦王嬴政が先頭に立って戦うところで、これはあまりにも良かったので史実ではないのかと思ったくらいなのだが、どう調べても創作だったのでこれはすごいと思った。あとは嬴政の母后に取り入って出世した嫪毐(ろうあい)を、母后に対する愛を貫いて死んだ人物として描き出したのは伝えられる「史実」と180度違うわけでこれも驚いた。王騎や桓騎など、史書ではほとんど名前だけしか出てこない人物を膨らませて英雄・奸雄に仕立て上げるのも凄いとは思うのだが、史実とは全く違う人物として描いて違和感がないというのもまたすごい才筆だと思う。

だから今回の韓非子招聘の描写も「やってくれたな」という感じなのだが、こういうふうに「良いものを読んだ」と思わせてくれると本当に嬉しいなと思う。

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by Luke Peterson

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