「フットボールネーション」:合理的な体の使い方など

Posted at 23/02/01

2月1日(水)晴れ

今朝の今のところの最低気温はマイナス8.1度。最近はマイナス10度を下回らないと寒いなと思わないので(いやもちろん体感は寒いが)こんなものか、という感じなのだが、それでも作業場の水道は蛇口を捻っても最初は出なくてでも割合すぐ出てきたから凍りかけという感じだった。天気はいい。今日から2月。2月は逃げる、3月は去るというが、もうすでに忙しい。

忙しい中でつい読んでしまっているのが「フットボールネーション」だ。単行本で読むつもりだったが買いに行くタイミングがなく、13巻までKindleで読んでいる。体幹の使い方や腿うらの筋肉の重要性など身体的なことが多いが、学校教育における因習のようなものが身体的に及ぼしている影響、指導段階のさまざまな問題など現代のサッカー界、教育界、スポーツ界に苦言を呈する内容も多い。私は比較的すんなりというかなるほどと納得できることが多いけれども、みんなそうというわけにはいかないだろうな。

主人公は医者の息子に生まれたがサッカーに目覚め、父親の反対を押し切ってサッカーを続けているが、友達のために事件を起こして少年院に入り、そこで知り合った友人たち、ストリートの仲間たちも取り込んで「サッカー界に一石を投じるために天皇杯優勝を目指す」志を持った監督のチームに入るというストーリーで、それ自体も面白いのだが、作者自身のクラシックバレエ経験などフィジカルな面での実践にも裏付けられてもいて、とても面白く読める。

デューク更家のウォーキングの本を読んだときに、バレエと相撲は体幹の使い方が共通してる、みたいなのを読んだこともあるし、伝統的な体の所作の中にも合理的なものはあるはずで、まあそういうものも取り上げて欲しいなとは思ったがこの辺は作者の経験に拘束されるところも大きいし、バレエが出ているだけで十分興味深くはある。

なんでも海外がいいというわけではないが、例えば学校の上履き=バレエシューズみたいなのとかトイレのサンダルのようなものとか、割合身体的に合理的でないものが使われているということに関しては子供の頃から疑問に思っていたところもあり、「変えてもいいもの」というのはあるなと思う。掛け算順序問題にしてもそうだが、変な伝統みたいになっていて実際にはあまり意味がないということも多いから、そういうところは見ていけるといいなとは思った。

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by Luke Peterson

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