ルイ14世とかヴォルテールとか

Posted at 22/05/29

5月29日(日)晴れ

今朝も4時前に起きたのだが、寝たのが9時だったので7時間近く寝たことになる。久々に長時間寝たという感じだが、寝溜めというのはできないわけだけど基本的にはゆっくり寝るというよりも早く寝ることで睡眠時間を確保するしかないかなあと思ったりする。

実際昨日は7時にご飯を食べて7時半からブラタモリの八王子の回を見ていたのだが、見ている途中で何度か寝落ちしそうになった。見終わってから他のことをしないで割とすんなり就寝したらすぐ寝入ってしまったので、眠いことは眠いし眠れないわけではない。体のリズムをうまく掴みながらしっかり眠れるようにしていきたい。

ルイ十四世の世紀 (1) (岩波文庫 赤 518-3)
ヴォルテール
岩波書店
1958-05-26



昨日は午前中に楓樹文庫にヴォルテールの「ルイ14世の世紀」(岩波文庫、全4巻)を借りに行ったのだが、図書館の人が親切に探してくれて、何箇所かに分かれておいてあった4冊を見つけてくれた。自分一人で探したらなかなか見つからなかっただろうなあ。帰ってきてパラパラと見ていたら結構面白かったので気になるところを原書で確認しようとサイトを漁っていたらKindleで193円で購入できることを知り、早速DLした。辞書を引きながら読んだがそれよりDeepLだとどのような表現になるのかと思ってやってみたらところどころおかしいものの十分に参考になるように訳せたので、これは結構使えるなあと思った。




結局内容自体は当然ながら既にパブリックドメインになっていることだから、こういう値段で読むことができるんだなと思った。名画のDVDが500円で買えるようなものだろう。ついでに今朝ジョゼフ・ド・メーストルの著作を調べてみたら代表作の「フランスについての考察」が完全に無料でDLでき、すごい時代になったものだなと思った。逆に言えば書籍の輸入業者は大変だろうと思うのだが、古典がこういう値段で読めるということは一つの理想だろうと思う。


 

元々は「古楽の楽しみ」でルイ14世の宮廷楽長であったフランソワ・クープランが取り上げられていて、その中でルイ14世の晩年の愛人であるマントノン夫人が強い信仰の持ち主だったためにパリで演劇等が行われなくなり、市民に不人気だったという話が面白いなと思って、ルイ14世の宮廷について興味を持ってWikipediaを調べたり、昔読んだギ・ブルトン「フランスの歴史を動かした女たち」を中古で注文して読んでみたりしていたのだけど、本格的に読むならヴォルテールかなと思って借りてきたのがきっかけで、まだ第1章「序説」と第32章「芸術について」の一部を読んだだけなのだが、それだけでルイ14世も面白いと思ったけれどもそれ以上にヴォルテール自身に興味を持った感じがあり、ヴォルテールについて調べていたらイギリスの哲学者エイヤーが書いたヴォルテールの評伝が参考になりそうだったのでこれもマケプレで注文した。

日本では鎌倉時代・室町時代について読むのが最近は面白く、大河ドラマの「鎌倉殿の13人」をみていることもあって調べていて楽しいのだが、やはりどうしても専門ではないので壁があるのだけど、私は一応フランス革命の研究で修士をとっているのでいわばフランス近世・近代史は専門だということもあって、もっと本格的に調べてみてもいいかなという気がしてきたのだった。学部は80年代、修士は90年代にとったけれども、あの時代にはなかった様々なツールが現代では使えるわけで、目も頭も当時よりは衰えているけれども多少の経験や思考の蓄積はあの頃よりあるから、それを生かして勉強してみたら面白いのではないかと思ったのだった。

まあ、とは言ってもあまり気負い込んでも大変なので、他のことといろいろ相談しながらやってみようと思う。基本は楽しいから、新しいことを知るのが楽しいし知ったことについて書くのが楽しいからやっていることなのだけど、やはり何か生活の芯になる、原動力になることがあると違うなと思うので、まあそれくらいのつもりで勉強してみたいと思う。

既に考えたこととかいろいろあるのだけど、その辺はまあぼちぼち書いていきたいと思う。


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