寒いが雪は降ってない/慎重さが新しい時代を作る

Posted at 19/02/09

東京・関東の人から雪の報が届いているのだが、こちら(長野県諏訪)では全然降っていない。気温は久しぶりに低いけど、マイナス10度に届くような本格的な寒さではない。かといって部屋の中がなかなか暖まらないので、やはり寒いのだなとは思う。色々中途半端なのだが、特に苦情があるわけでもない。

早く起きたので別冊マガジンでも買いに行こうと少し離れたセブンイレブンまで出かけたがなくて、その代わりジャンプやヤンマガが今日発売になってることに気づき、さてどうしようと考えて、湖の近くにあるファミマまで買いに行こうと思って新しい田んぼの中の道を飛ばしたら、明け方の景色が広々としてとても良くて、時間帯によって美しさは変わるのだなと思ったり。

ファミマで漫画4冊買って帰ってきて、寒いので部屋を暖めているうちに散歩に行ってこようと少し歩いてきたのだが、やはり寒い。帰ってきてもなかなか部屋があったまっていない。

「源頼朝」だいぶ読み進めた。奥州藤原氏を攻め滅ぼし、全国に目立った敵対勢力がなくなり、上洛を果たして後白河法皇と密談した、みたいなあたりまで。頼朝はさまざまな権謀術数を用いるけど、それは慎重さの故なのだなと思ったり。平清盛も木曽義仲も強引にやって失敗しているわけで、頼朝はそういうことをしないし、慎重さゆえに制度的な面から攻めていく感があり、それが鎌倉時代の新しい社会体制を生んでいくという感じが面白い。最初から鎌倉幕府を作ろうとしていたわけではなくて、慎重にことを運んでいるうちに結果的にそういうことになった、という感じ。

頼朝政権は絶対的な王権ではなく、さまざまな微妙なバランスの上に立った連合政権だったから、どこかで一つ歯車が狂うとすぐ騒乱になるし、特に新恩給与という餌がなくなると内紛によって既存のパイを取り合う感じになっていくのが辛いところだなとは思った。スケールは違うが帝国主義国が征服対象がなくなったらお互いの植民地を奪い合う帝国主義戦争を始める、というような感じ。

ああ寒い寒い。

次は続けて「承久の乱」を読むかと思ったが、その前に「源実朝」(講談社選書メチエ)かな。順番からいうと。いや、まだ読み終わってないんだけど。

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by Luke Peterson

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