アイルトン・モンタホヨスとかファシズムとか

Posted at 17/10/10

一度更新を休んでしまうとブログというものはなかなか更新できないものなのだが、更新するかしないかというのも一番大きいのは心の余裕があるかないかということによっている。ブログを書くことが仕事だという人ならば毎日必ず更新するだろうし、私もツイッターのない時代には(使い始めてもしばらくは)ずっとブログを書いていた。
土曜日の朝のFM、「ゴンチチの世界の快適音楽セレクション」でブラジルの22歳のミュージシャン、アイルトン・モンタホヨスという人の曲を聴いてこれはいいなと思い、昨日神保町の貸しCDショップやディスクユニオンに行って見たが見つけられなかったので、iTunesで調べて見たら、Ayrton Montarroyosという綴りで見つけることができ、アルバムのDLが900円だったのですぐにDLした。あとでネットで調べて見るとエアートン・モンタローヨスという読みでCDは出ているようだったが、2000円以上した。まだ国内版は出てないということだろうか。

まだ聴き込んだというほどは聴いていないが、ゆっくりとした曲が多いけれども覚醒した感じで眠る時に聴く音楽ではないという感。日本の曲に似ているようなそうでないような、クラシカルな雰囲気とでも言えばいいか。

ファシズム (岩波現代文庫)
山口 定
岩波書店
2006-03-16



神保町の街は月曜日の休日で、人出はあったけれども日本橋や大手町ほど混んではいなかった印象。ヴィレッジバンガードや高岡書店を回り、山口定「ファシズム」を探したけど見つからなくて、三省堂本店に行ったらあった。そこでハンナ・アーレント「全体主義の起原」の新版が出ているのを見て、今読みたいのはこういう文体かもしれないなと思ったが、少し高かったので買うのを躊躇した。

全体主義の起原 1――反ユダヤ主義 【新版】
ハンナ・アーレント
みすず書房
2017-08-24

 

すずらん通りの向かいの文房堂の3階の喫茶室でメープルシロップをかけたシフォンケーキを食べて「ファシズム」を少し読んだ。ドイツやイタリアで起こったことと日本で起こったことを一まとめにして「ファシズム」と名付けるのは少し無理があるような気がした。1930年代当時のヨーロッパの市民社会と、日本の社会はそんなに同じではないだろう。リベラルという言葉をめぐる昨今の融通無碍さも気持ち悪いが、言葉を丁寧に使うことが最終的には文化を大事にすることに繋がると思う。

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