とにかく書くことが大事なんだ。

Posted at 17/09/02

8月の末から急に気温が下がり、一気に秋になった感じがする。

自分の考えていること、世界の捉え方のようなものをまとめて置きたいと思ってブログを書こうとしているのだけど、なかなか文章にならない。心理的に、少し書くハードルを上げて、水準の高いものを書こうとしているから、というのはあるようだ。

せっかく読んでもらうのだから、水準の高いものを書きたい。以前ブログを毎日書いていた時は、水準が高いかどうかよりもとにかく毎日書くということを目標に書いていた。ブログが読まれるようになると、だんだんその内容に周囲から注文がつくようになる。特に身近なところからいろいろ言われるようになるとどんどん書くのが億劫になって行った。

文章は、書きたい気持ちがなければ書けない。本は、以前はそんなに読みたい気持ちがなくてもなんとなく読んでいるうちに乗ってきて読み切る、ということが多かったが、最近は読めば意味がある、面白い、と思いながらなかなか読めなくなった。それはおそらくは自分の中の内的な変化であって、ある種の「退屈に耐えられる時間」が短くなってきたということもあるような気がする。

とにかくつまらない本でも読むことを自分に課して読み続けているうちに脳内麻薬が分泌されるのかだんだんハイになってきてその本の面白さを感じ始め、読みきった時には面白かったと思っているのだがしばらく経ったらあまり覚えてない、というような読み方が昔は結構あって、忘れないうちにその感想をブログに書いてあったりすると、ああこういう本を読んだなあ、ということは思い出すのだが、中には本当にこんな本読んだっけ、と思うものもあったりする。あれはどういうことなんだろうなと思う。

この文章を書きながら、ああそうだった、以前はこういう感じで、書いているうちに自分の中から色々なネタが出てきて面白いのか面白くないのかよくわからないけど書いてる、ということがよくあったなということを思い出してきた。こういうのもある種の自動書記なんだろうな。

というわけで、とにかく書くことが大事なんだ、と今更ながら改めて確認した。文章の質は後で考えるしかない。半分は、面白いか面白くないかを決めるのは読む人だし、最初から面白いとわかっていることを書き始めたりすると、途中でその面白さを見失って途方にくれることもあるし、文章はまず書くことが大事だし、おしゃべりはまず始めることが大事なのだと思った。そして書いているうちに良いものも出てくる。量は質を生む。

目的意識を持って書かれた文章だけが面白いわけではない、ということを思い出した。もちろん、目的意識を持って書いてない文章は当たり外れで言えば外れであることも結構多いわけだけど。

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