雨音を聞きながら

Posted at 16/06/23

朝から雨が降っていた。

何か文章を書こうと思っていたのだが、書くことを思いつかないまま、銀行に用事があったので出掛けることにした。

雨は強く降っている。気分がすっきりしないので少し遠くまで行こうと、国道を北西に車を走らせて、コンビニの駐車場で車を止め、甘いものを口に入れる。少し気分が和らいだ。

車を湖畔側の道に出して、そのまままた北西に向かう。前の車のあとを目で追いかけていたら、その車が私が曲がるところで曲がった。あとをつけたわけではないのに、あとを追いかけたようになった。

このあたりでは一番大きい書店の駐車場に車を止め、本を物色。今読みたい本がない。今日はモーニング連載のマンガの単行本が出ていると知ったので少し探した。とりあえず今日は買うのをやめた。

気分が上がらないときはなかなか本も買う気がしない。遠くの書店まで来たのにあまり気分が変わらない。

隣に銀行があるので、銀行で用事を済ませ、車に戻る。

いつもと違う道を帰ろう。

いつもは左折する信号で直進。ずっと行くと、湖畔に出る。次の信号を曲がると、水海から流れ出す大きな川を渡る橋。左には、湖から水を落とす大きな水門がある。この雨で、湖も川も水量が増えているが、放水されている量はいつもと同じくらいに感じた。

雨が強い。

湖のこちら側は、三つの街に入らないで東京の方に向かえるバイパスのような存在。湖に迫る山の中腹には高速道路も走っている。交通量は対岸より少ないので、順調に走れる。雨が強くて、ワイパーが忙しい。湖の対岸も雨で見えない感じ。

湖が途切れ、左折すると湖岸を走れるのだが、今日はもっと先まで行くことにして、田圃の真ん中の道を走らせた。ずっと行くと24時間営業のスーパーがあり、そこで草木用・紙ゴミ用の袋をそれぞれ買って、車に戻った。田舎の田圃の真ん中のスーパーなので、軽トラックで来ている客が多かった。

カーステレオで日本人女性のジャズシンガーのCDをずっと流し続ける。こういう気分の時には、歌のあるジャズが合う気がする。

大きな駐車場のあるコンビニの角を曲がってそれでも田圃の中の道。もう田植えは済んでいるので、どこの田圃も一面の緑。古い村の中を通り抜けるとき、いつもは曲がる角を直進して、違う道を行ってみた。計算では工業団地の方に出て、新しい橋を渡るところに出る、はずだったのだが、工業団地を抜けてしまい、もっと湖よりの橋を渡ることになった。

自分の部屋に戻ってPCをのぞく。雨は小降りになって来たけど気持ちはまだ上がらない。

雨音を聞きながら少し眠った。

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by Luke Peterson

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