書きたいことを書きたいように書く

Posted at 16/01/26

このところずっと態勢を立て直そうとして身辺整理と言うか、こんまりさんの「人生がときめく片付けの魔法」の方式を使わせてもらってものを片付け続けているのだけど、ここ数日だいぶ煮詰まって来ていて、あまりそちらの方に手を付ける気がしない感じになっていた。

人生がときめく片づけの魔法
近藤麻理恵
サンマーク出版

日曜日は東京にいてどこかに出掛けようと言う気持ちもあったのだけど、朝から将棋を見たり録画していた番組を見たりしているうちに夕方になって相撲が始まり、結局琴奨菊の初優勝の表彰式まで見てしまった。そのあと出掛けたのだけどもう暗く寒くなっていて、(というか朝からずっと寒かったが)方針を転換して家の近くの藍屋で夕食を済ませた。

藍屋では少し早めの時間だったが結構混んでいて、子どもが走り回っているので元気だなと思ったら中国人のファミリーだった。こんな観光地でもないところに来ている中国人は、多分観光客ではなく地元に住んでいる人たちなんだろうと思ったけど、そういう人たちも藍屋のような少し高めの和食屋に来るんだなと思った。中国人と言えば爆買いの観光客というイメージが最近は強いけど、江東区にあたりで見かける中国人はそんなに金持ちそうには見えないし、割と自分たちで固まっているイメージが強かったので、それはちょっと意外だった。

しかしこの藍屋はわりと客層が面白くて、以前ランチを食べた時に隣の席に座っていた中高年男性2人組がコテコテの大阪弁で喋っていて、そんな人がこんなところに来るんだなと結構面白く感じたことがあった。私も江東区に住んでもう30年以上になるが、やはりいろいろ変化しているところもあるのだろうと思う。

昨日はやはり煮詰まっていて、朝のうちに郵便局に支払いに行き、前の夜に買ったジャンプのアンケートはがきを出したりした。まんがブログの方に書いたけど、今週は面白い作品が多くてアンケートの順位も迷ったのだけど、久々に「OnePiece」を1位にし、「食戟のソーマ」を2位に、「ものの歩」を3位にした。普段は「好きだけど連載継続が危なそう」なマンガに応援の意味を込めて投票するのだけど、最近「ものの歩」も「背すじをピンと!」も安定して来た感があり、面白いと思うものに素直に投票出来る感じになって来た。アンケートシステムについてはいろいろ意見はありそうだけど、それに乗ってみるのもある意味ドライブ感があって楽しさはある。

昼前に出掛けて、地元の文教堂で本を物色。改装中で雑誌の数が少なかった。どうも体調が不安定な割にはすぐお腹がすいてしまうので、地元の駅の蕎麦屋でカツ丼を食べることにした。ちょうど12時になり、店内は混雑していて相席になる。かき込むようにカツ丼を食べて出て来たが、こういうのも時にはいいなと思う。

それから東西線に乗って大手町に出、丸の内丸善で本を物色。雑誌も単行本も、結局買わなかった。ビジネス書でちょっと面白そうなのがあったけど、忘れてしまった。最近、ツイッターで「角川インターネット講座」が15巻分をKindle版で合本で8割引、みたいな記事を見て購入していたのだけど、書籍を見に行ってこれをこの値段で買えるのは相当安いなと思った。ただ、いつ読むかが問題ではあるが。しかしきっと、これは川上量生さんが、ネットの普及のためにはこれくらいのことをやらないと、と考えたんだろうなという気がする。アメリカではわりとこういう企画がよく見られるけど、日本でも思い切ったことをやるようになったのだなと思う。この本の著者の方々の中には、そういう人も多く含まれているのだろう。

【全15巻合本版】角川インターネット講座 (角川学芸出版全集)
KADOKAWA / 角川学芸出版

それからさて、どこに出掛けようかと何となく東京駅に向かって、お茶の水から神保町を歩いてみようと思った。中央線でお茶の水に出て、聖橋の方で降りる。聖橋口の位置がもっと東京駅よりかと思っていたら思ったよりずっと真ん中寄りで、お茶の水橋口が本当に水道橋よりなんだなと理解。ディスクユニオンの前を通って丸善のお茶の水店へ。何も丸善の聖地巡礼をすることもないのだが、ここのマンガコーナーがちょっと好きなのでときどき行く。この日は何も買わなかったけど、やはり微妙に特徴があるコーナーだと思う。担当者の趣味が微妙にこちらにフィットしているんだろうなと思う。

駿台の建物の前を通って太田姫神社のあたりまで南下し、かげろう文庫の店先で少し本を見て、駿河台下交差点に。書泉ブックマートのあとがABCマートになっていたのはウケた。マートつながりか。しかし交差点にあるアルペンが閉店セールをやっていて、スキーバスの事故もあったし、なんか日本におけるスキーの受難をちょっと感じた。

三省堂に行ったら一回の店先でルピシアの紅茶を売っててへえっと思う。2階3階を少し見て店外へ。書泉グランデの2階のマンガを見て回るが、ここでも結局買わなかった。それから久しぶりに小宮山書店をのぞいたら、完全にアート関係専門になっていて、これはちょっと驚いた。欲しい感じのがけっこうあったので、今度言った時には何か買うかもしれない。状況劇場の「少女仮面」の横尾忠則画のポスターが55000円で売られていて、これはちょっと欲しい感じがしたが、思いとどまった。横尾さんの絵は、日本にこういう時代があったということをまざまざと思い出させてくれるある種の記念碑的な絵だと思うのだけど、昔はこのスクールが好きな時代もあったんだよな、ということを思い出させてくれるには十分だった。

少女仮面・唐版 風の又三郎
唐十郎
白水社

神保町交差点をわたって高山本店の店先で本を物色し、結局そこにあった桜井章一「逆境を越える知恵」(竹書房、2011)を買った。何か訴えかけて来るものがあった。富士レコードにも行こうかと思ったけど、結局行かなかった。レコードにまで、ちょっと感性がいま追いつかない。家に帰ったら少し自分の持っているのを聞いて、感性を活性化させるのもいいかと思った。

逆境を超える知恵
桜井章一
竹書房

靖国通りを駿河台交差点まで戻り、新御茶ノ水駅まで歩いて千代田線に乗る。お茶とティッシュペーパーをどこで買おうかと思ったが、結局地元の駅まで戻ってOKストアで夕食と一緒にそれらのものを買って帰った。

こうして書いてみると、なんとなくただ煮詰まっていたような感じでも色々なことを感じ、色々なことを無意識に仕入れているんだなということに気がつく。そのことについて何も書かないのももったいないし、何よりも自己表現として常に書いていたいと言うものが自分にはある。ここのところずっとくすぶっていたのだけど、昨日久しぶりにブログを書いてみてそれがはっきりした。書けなくなっていたのには書けなくなっていた理由があったわけだし、また自分の方向性を決めるために意識で「やりたいこと」を探っていたりしたのに疲れたということもあって、とにかくまず誰のためとか何のためとか言うのではなく、書きたいことを書きたいように書こうと思って書いてみて、やはりこれが自分にとって生きるためには必要なことなんだと再確認することが出来た。

人のためとか何のためとか言う以前に、まず書きたい。常に文章を書いていたい。自分を表現していたい。どう思われるかはともかく、まずは読んでもらいたい。これはある種の業なんだなと思う。もう少しきちんと作戦を立てて書けるようになるまでは、とりあえずまず書く、というスタンスで書くしかないのだなと思いながら、今日も書いている。

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