ふみふみこ「金色の飴 星の煙」とか

Posted at 14/03/21

【ふみふみこ「金色の飴 星の煙」とか】

シガレットアンソロジー (ビッグガンガンコミックス)シガレットアンソロジー (ビッグガンガンコミックス)
(2014/03/10)
大暮維人、大高忍 他

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昨日の夜ちょっと懸案が降ってきたこともあって、今日はずっと忙しかった。今日は春分の日。なのに午前中はけっこう強い雪が降った。とはいえ、積もるような雪ではなく、一時的なものだったけど。やはりもうすでに、春の雪。

午前中にツタヤに出かけて仕事で使う文房具を少し買い、昨日発売の諸星大二郎『西遊妖猿伝 西域篇』5巻とふみふみこの作品が掲載された『シガレットアンソロジー』(スクエアエニックス、2014)を買った。

ふみふみこの作品は「金色の飴 星の煙」というもので、小学生時代の秘め事と、好きだと思っていた叔父に(主観的に)裏切られて彼を陥れ、平気で悪女として成長していく過程が、なんか自由闊達に描いているという感じがして、面白いなあと思った。これに比べると、『ぼくらのへんたい』の登場人物たちはほんとうに「よいこ」だなあと思う。秘められた欲望や願望を持ちながら、それなりに真面目に生きている。パロウはそこからはみ出して行く部分はあるけれども、そこには自己破壊願望のようなものが見え、ある意味正当化されるのだけど、「金色の飴」は全然正当化されない悪女誕生であって、それが面白いと思った。

とはいえ、私は『ぼくらのへんたい』も大好きなのだが、これはまたつまり欲望を制服に押し込めたものに対する萌えなんだろうなと思ったのだった。自由奔放な暴れ馬を枠の中に閉じ込めた時に発揮される魅力というか。

読みかけの本がいくつもあって、あるいは読んだのに感想も書かないまま途中になってるのもあったりするわけだけど、まあ少しずつ書いて行けるといいなと思う。

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