大雪の余波続く/青木幸子『茶柱倶楽部』5巻を読んだ。お茶の九州全県めぐり。

Posted at 14/02/17

【大雪の余波続く】

この大雪で山梨県内の中央線が大変なことになっているため、土日と特急が動かず、おそらくは今日明日も通る見込みがないので、今回は上京を取りやめ、郷里で過ごしている。

昨日は雪かきでだいぶ疲れていろいろなことができなかったのだけど、昨夜は早めに食事をし、早めに寝たので久しぶりに7時間ほど寝られ、まあ適度な運動(笑)もしたせいか、結構ぐっすり寝たように思う。

雪かきは昨日必要なだけはやったし、山の畑に行くのも無理そうなので、今朝は朝の作業をしないでいた。朝の最低気温はマイナス10.3度。起きたときにはマイナス9.6度でおっと思った。一晩中ストーブを焚いていたのに窓が凍り付いて開かないレベル。この寒さにも関わらず、水道が凍らずに流れていてくれるのは本当にありがたいと思う。

モーニングページを書いて朝食。母といろいろ大雪についての話をしていて、近くの村に住んでいる人に様子を聞く電話をかけたら、やはり道があちこちで寸断されていて、街に出られない状態だと言う。甲府に住んでいる人は、玄関までは雪をかいても、玄関からさきの道に出られない状態で、缶詰などを食べてしのいでいる状態だという話が伝わってきた。小学校もあちこちで休校しているようだ。

鉄道も、茅野から松本、長野までは出られるようだし、中央西線もなんとか動き出してはいるようだが、長野まで数時間かけて出てそこから新幹線で上京、というのも、帰郷の際も同じルートで行くしかないのであれば、ちょっと動く気になれないと言ったところ。中央東線はいつになったら開通するだろうか。山梨は完全に陸の孤島になっている、という話があった。

逆に言えば、それだけ防衛には適した地であるわけで、戦国時代に武田信玄が割拠できたのも、そうした地の利がよかったからと言える。しかし、関東の北条、駿河の今川と対立したときに塩の搬出を止められて困っていたとき、越後から上杉が塩を送ってきたという話は「敵に塩を送る」という故事として残っているように、物流がやはりアキレス腱であることは間違いない。

山梨は山がちなところから雪には強いと思われがちだが、実はもともと比較的温暖な地域なので、こうした突発的な事態にはほとんど対応できない。今朝、まだ中央線内で、土曜日から取り残されている乗客がいるということが報道されていたが、道路も鉄道も足腰の弱さが露呈した感じがある。

【青木幸子『茶柱倶楽部』5巻を読んだ。お茶の九州全県めぐり。】

茶柱倶楽部 5 (芳文社コミックス)
青木幸子
芳文社

と、思わず大雪の話になってしまったが、部屋に戻ってきてから青木幸子『茶柱倶楽部』5巻を読んだ。これは週刊漫画Timesでは連載で読んでいるのでだいたい覚えてはいたのだが、この5巻は全部九州編だった。30話が大分別府、31話が熊本阿蘇、32話が宮崎高千穂と日南、33話が鹿児島知覧、34話が長崎、35話が福岡柳川と博多、36話が佐賀。九州7県を回ったことになる。

37話では台湾編で出会った人々と京都で再会し、2月14日号の38話はその一人桃花と沖縄を訪れている。これで九州沖縄はすべて回ったことになり、『美味しんぼ』よりもはやく全県巡りを達成するのではないかという勢いだ。

36話の佐賀の話では気球大会を題材にしていて、ラストに「楽しければ人は集まるし、響くものがあれば続いていました。茶柱倶楽部もそうありたいです」という台詞が出てきて、この言葉を連載で読んだときの感動を思い出した。

雪はまだ屋根の上や除雪して積んだものがだいぶ残っているけれども、今日は天気がいいのでまただいぶ融けるだろう。山梨や関東近県の状態も、早く平常に戻ってもらいたいと思う。

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