『アニメージュ』1月号:「かぐや姫の物語」特集と「進撃の巨人」編集・川窪さんインタビュー/小雪の中の草刈りと『ピアノの森』のクライマックス

Posted at 13/12/12

【『アニメージュ』1月号:「かぐや姫の物語」特集と「進撃の巨人」編集・川窪さんインタビュー】

アニメージュ 2014年 01月号 [雑誌]
徳間書店

昨日、書棚を見ていて『アニメージュ』の『風立ちぬ』特集と『進撃の巨人』特集があるのを見て、ああ、そう言えば『かぐや姫の物語』特集が出ているんじゃないか、と思ってTSUTAYAに出かけた。

まあ、無くても他の雑誌で特集しているかもしれないと思っていったのだが、行って見てみると、結局『アニメージュ』だけが特集をしていて、他のアニメ誌の表紙には『かぐや姫の物語』の文字はなかった。

それで帰ってきて『アニメージュ』を読んだのだが、残念ながら特集と言っても9ページほど。私はパンフレットを買い、ジブリが出している本も何冊か買ってあったので、この雑誌で初めて見た発言などはあまりなかった。基本的には、まだ見ていない人に「見るといいよ!」というメッセージを送っているという感じ。雑誌との付き合いもなかなか難しいが、たぶんあとで読み返すとそれなりに今は気がついてないところなんかが見つかるんじゃないかという気がする。

思いがけずよかったのは、『進撃の巨人』について、別冊マガジンで諫山さんの担当編集者である川窪慎太郎さんのインタビューが載っていたこと。アニメ終了後の諫山さんの様子、アニメ制作時の諫山さんと荒木監督の関係、連載しているとき、その回その回にただ面白いだけでなく「テーマ」を明確に提示することに注意していること、諫山さんも最初はインタビューを受けるのが上手くなかったが、最近ではむしろうまいと言われるようになったことなど、初めて読む内容もいろいろあって買ってよかったと思った。

特に、インタビューが上手くなって言語化力が高まっていることが、作品にも反映してきていて、もともと言葉のセンスが良かったのだけど、それを整理してスマートに表現できるようになっているというのは、すごくうなずける話だと思った。諫山さんのインタビューは年に何回もあちこちで掲載されているけれども、そのたびに全部読みたくなるのは、毎回違う内容のことを言っていたり、以前言っていたことがさらに深くなったりしていて、インタビュー内容自体がすごくスリリングな感じがするからだ。そこにリアルに成長を感じたり、そんな深いところまで考えていたのかと思ったり、本当に目を離せない感じなのだ。

川窪さんのインタビューの締めが「ぼく自身が連載前から「ここが一番の衝撃なんじゃないかな」と思っていることは、まだ連載でも描かれてない」というもので、また頭をがんと殴られた感じ。これだけ衝撃的な展開が続いているのに、まだまだあるのかという感じで、全くこれからも目が離せない。さらに期待が深まっていく魅力が、このマンガの稀有なところだと思った。ちなみに『アニメージュ』も次号2月号はまた『進撃の巨人』が特集される。


【小雪の中の草刈りと『ピアノの森』のクライマックス】

今日は職場の資源ごみを出しに行くついでにセブンイレブンでモーニングを買った。食事を済ませ、少し草刈り。雪がちらついてはいるが、積もってはいないので少し刈った。今残っている草は大きくいって3種類あり、もう枯れてしまってすぐに刈り取れる細いものと、なかなか切り取れない太い蔓状のもの、太めの灌木になっているものがある。枯れているのは上の方を押さえても下の方で刈り取ることが出来るが、蔓はただ鎌をあてただけでは切れず、根本に近いところを持って刈らないといけないので結構急な斜面で刈り取るのは少し手間がかかる。灌木になっているのはのこぎりで切らないといけないので、道具を変えなければいけない。下の畑に積んである枯れ草のところに放り投げても、つかんでいた掌に絡まってちゃんと山に届かないので、斜面を何度も上り下りすることになる。場所によっては滑るところがあって、というか滑らない場所を足で探りながら上り下りするのだが、なかなか遅々として進まない。それでも少しずつきれいになって行くのを見るのは楽しい。

ただ、そういうのを刈り取ってみると、今まで目に付かなかった笹がずいぶんはびこっているのが分かったり、いろいろ発見がある。畑は1年ほっておくと荒れるというけれども、本当にそうだなと思う。ただの雑草なら刈り取るのにそんなに手間でもないけど、灌木になってしまうと厄介だ。本当に完全に放っておいたら、数年したら藪になってしまうだろう。

ピアノの森(23) (モーニングKC)
一色まこと
講談社

帰ってきてモーニングを読む。今週は「グラゼニ」も「ジャイキリ」も面白かったが、何と言っても数週間ぶりに掲載された『ピアノの森』。弾き終えて、嵐のようなカーテンコールの中を抜け、先生のもとに向かうカイ。それをネット中継で見ているレイコは「迷子になってちょっと心細くなっている顔をしている」という。「選ばれてあることの恍惚と不安と、二つ我にあり」というヴェルレエヌの言葉を思い起こさせる。カイの演奏を見守る実に多くの人たちが描かれているまさにクライマックス近し、の描写。しかしこれからレフの演奏があるわけで、まだまだストーリーは続く。次回掲載は1月6日と明示されている。楽しみ。

月別アーカイブ

Powered by Movable Type

Template by MTテンプレートDB

Supported by Movable Type入門

Title background photography
by Luke Peterson

スポンサードリンク













ブログパーツ
total
since 13/04/2009
today
yesterday