万世橋mAAchに行った

Posted at 13/10/29

【万世橋mAAchに行った】

万世橋mAAch(マーチ)に行った。

ここは旧・中央線万世橋駅の跡地。もともと甲武鉄道時代に始発駅としてつくられ、一時は繁華街の中心として栄えていたのだけど、山手線の全通や近隣の駅整備に伴って衰退し、戦時中に廃止になった駅だ。神田から末広町の方に抜ける中央通りが神田川を渡る橋が万世橋だが、秋葉原側から見ると煉瓦造りの旧駅舎が神田川に映っているのが見える。

私は80年代からこのあたり、神田神保町から須田町、万世橋を渡って秋葉原の電気街と言うあたりをよく散歩していたので、とても記憶に残っている地域だ。以前は交通博物館があり、新幹線ひかりの先頭車両がぬっと突き出しているデザインが印象的だったが、これも大宮の方に移転し、何もない感じになっていたのだけど、旧万世橋駅を回想して商業施設にするプロジェクトがあり、確か今年6月ごろオープンしたと聞いていたが、今まで行く機会がなかった。

昨日は書泉ブックタワーで『週刊漫画タイムズ』の原画展示を見た後、夜の秋葉原の町を歩いて万世橋まで行った。改装された旧駅舎は窓が大きく取られ、かまぼこ型の明かりをいくつも神田川に落としていてとてもきれいだった。

中に入ってみると、雑貨や家具の店とバーやカフェが融合したスタイルの店がいくつかあり、また東欧の文房具など、ありそうでここにしかないのではないかと思われる雑貨がいろいろあってみて楽しむことができた。

2階に上る階段は二つあり、それぞれ1912階段と1935階段と名付けられている。それぞれつくられた年号を取っているのだそうだ。今から76年前と101年前に造られた階段はとても趣があり、中央通側の1935階段から上って突き当たった二階は、もともとのホームを利用してカフェバーになっていた。

中に入ると、ガラス越しに中央線の快速や特急が通り過ぎていくのが見える。意外だったのが、窓から見える秋葉原の町がとてもきれいに見えたこと。(写真では十分表現できていないが)


食事もおいしく、思いがけず長居をしてしまい、知らない間に随分混雑してきたが、ラウンジのような雰囲気でとてもくつろげる空間だった。

帰りは夜の街を神田駅を通り越して東京駅まで歩いたが、普段と違う雰囲気の町を歩くのもまた一つの楽しみだと思った。

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by Luke Peterson

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