電池交換/サークルKのコーヒー/ドワンゴの川上量生さん/現代美術の世界で生きること/既存のシステムに乗るか、自分でシステムをつくるか

Posted at 12/10/18

【電池交換】

しばらく止まったままになっていた腕時計を時計屋さんに持って行って電池を交換してもらった。この時計はハッシュパピーズの50周年記念の何かで貰ったもの。色がわりと好きなので以前はよくしていたのだが、今は他に腕時計が4個あってなくても困っていなかったので交換し忘れていたのだ。今日は何となくネイビーの時計がしたいなと思って電池切れになっているのを思い出し、職場に出る前に本町のヤマザキに持って行った。やはり時計は動いている方がいいな。あたりまえのことだけど。


【サークルKのコーヒー】

それから高島城の裏にあるサークルKに行ってコーヒーを買う。最近サークルKでその場で淹れられるコーヒーをよく飲んでいるのだけど、今日はブルーマウンテンブレンドにしてみた。180円で缶コーヒーよりは少し高めだが缶コーヒーのブラックのまずさにはもう限界を感じていたのでこの味はありがたい。自分で淹れるのより微妙に美味しい気がするし、気分転換にもなる。


【ドワンゴの川上量生さん】

昨日『熱風』を読んでいてドワンゴ会長でジブリの見習の川上さんというのは面白い人だなあと思っていたが、村上隆『創造力なき日本』(角川Oneテーマ21、2012)の巻末に「特別対談 村上隆×川上量生」が収録されていて、これも大変面白かった。川上という人がどういうスタンスの人で何を目指しているのかよくわからなかったのだけど、クリエイターを支援しコンテンツを制作できる仕組みを整備して行くという方向性をちゃんと持っている人らしいということはだいぶ分かって来た。「根性を武器にして闘える個人を支援していくことが重要」という表現は面白いと思った。

創造力なき日本 アートの現場で蘇る「覚悟」と「継続」 (角川oneテーマ21)
村上隆
角川書店(角川グループパブリッシング)


【現代美術の世界で生きること】

それを読み終えてから本編を読み始めたのだけど、村上隆の独特の癖のある言葉遣いがなかなか理解できないというか何を言いたいのか分からないと思いながらまだ40ページほど。ただおそらくなのだけど、言いたいのはバルガス=リョサが「作家とは書くこと以上の幸福はないと思い定めている人のことだ」、と言うのと同じことを言葉を変えて言っているように感じた。現代美術家とは、現代美術の世界で何としてでも生き残り、名を残してやろうとし続けること以上の幸福はないと感じている人のことだ、ということではないかと思った。それがどんなに大変であろうと、そうし続けていることが幸福ならば、一生だって続けられるわけだし、現に続けているからこそ売れている、ということになる。多分それは村上自身にとっては当たり前のことで書くにも値しないことなのかもしれないけど、そういう部分が若い人には重要なんじゃないかという気は読んでいてした。とはいえまだ全然読めてないので自分の読みが正しいかどうかはよくわからない。


【既存のシステムに乗るか、自分でシステムを作るか】

創作の方は、ちょっと第4部を書くのがハードだったらしく、まだたましいのリハビリ状態でなかなか前には進めないのだけど、電子書籍やらクリエイター支援システムの話やらを読んでいるといろいろ思うことが出てきて面白い。小説を書いても大きな出版社から出して売ってもらうということを中心に考えて来たけどどうもそういうふうに人に下駄を預けるのがいいのかどうかということもよく考えたうえでやった方がいいなということも思ったり、かといって自分が自費出版ないし自分で会社を立ち上げて自分の作品を売るシステムをつくっていくという方法もどこまで可能性があるやらと思ったりする面もあるわけで、でも場合によってはそういうことを考えるのも面白いかもとこういう話を読んでいると思ったりする。

既存のシステムを使うということは既存のシステムに飲み込まれるということでもあるのは当然のことで、そういうところでうまくやる才能は実はあんまり自分にはないかもしれない。それよりは自分のやりたいことをやりたいようにゼロから立ち上げる方が楽しいのかもしれないとこういうものを読んでいると思うわけで、まあそれはそれでキケンな香りもして楽しそうな半面どうなのとも思うわけで、でももう人生後半戦に入ったのだとしたら楽しい方に舵を切るという選択もなくはないなと思ったり、まあ色々なことを考えたりしてまあ楽しいことは楽しかったりする今日この頃。一緒にやる仲間がどれだけ揃えられるかということでもあるわけだね。考えるのは楽しいのだけど。

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